生体物質の磁場配向と血栓への磁場効果に関する研究

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生体物質の磁場配向と血栓への磁場効果に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
岩坂 正和(九州大学・工学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993
概要(最新報告):
本研究では、血液凝固・血栓線維素溶解に及ぼす8Tの強磁場の影響の有無を明らかにする事を目的とし、特に酵素プラスミンによる血栓線維素(フイブリン)の溶解反応について調べた。フイブリン平板中での溶解過程に8T磁場を印加した場合磁気力が最大の場所において90%のフイブリン溶解量増加が認められた。さらに、反磁性液体である溶液に水平方向の磁気力が作用した結果、溶液の水面が傾斜を持ち水が磁場の弱い方向へ這い登る現象、すなわち水の水面が磁場により二分される現象を見い出した。磁気力の作用によりプラスミンを含んだ溶液が穴の外のフイブリン・ゲルの表面に広がっていくことにより、浸食されるフイブリンの面積は増加する。このメカニズムにより、フイブリン溶解量が顕著に変化したと考えられる。また、8T磁場中で凝固したフイブリン平板において、楕円形の溶解パターンの出現、およびフイブリン溶解量の増加が観察された。溶液中の高分子が磁場中においてどのようなふるまいを示すかについて計算機実験を行った結果、フイブリン・ポリマが勾配磁場で並進運動を行い濃度変化が生じることを明らかにした。基質の局所的濃度変化は酵素反応の進行に影響を与えるため、フイブリンや水などの反磁性物質が強磁場中において受ける力学的作用が酵素反応への磁場効果を引き起こすと考えられる。反磁性物質の磁場配向に関連し、磁性微粒子がフイブリンの磁場配向に与える影響について調べるため、磁性微粒子を混入したフイブリン・ゲルの観察を行った結果、磁性微粒子のクラスタとフイブリン・ポリマがそれぞれ磁場配向する際に回転運動の競合が生じることを見い出した。 続きを見る
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