微小血管性狭心症の病態生理における血管内皮細胞機能異常の役割の解明に関する研究

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微小血管性狭心症の病態生理における血管内皮細胞機能異常の役割の解明に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
江頭 健輔(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993
概要(最新報告):
【研究目的】微小血管性狭心症の成因や病態生理は殆ど不明である。われわれは、微小血管性狭心症の病態生理における血管内皮細胞機能異常の役割を検討したので報告する。 【結果】1.微小血管性狭心症での検討。内皮細胞依存性血管拡張物質アセチルコリンによる冠血流増加反応は疾患群で有意に低下していた。しかし、内皮細胞非依存性血管拡張物質パパベリンによる冠血流増加反応は疾患群と対照群間で同等であった。アセチルコリンやパパベリンに対する太い冠動脈の反応は両群間で有意差はなかった。パパベリンにより心臓レベルでの乳酸産生が起こった。EDRFの基質1-アルギニン投与により疾患群のアセチルコリンによる冠血流低下は改善した。2.ミニ豚での検討。ミニ豚10頭にEDRF産生阻害薬(L-Nomega nitro arginine)を経口投与により冠動脈の内皮細胞依存性血管拡張反応が低下することを確認した。この実験モデルにセロトニンを投与すると冠動脈血流は有意に低下した。対照動物では、セロトニンにより冠血流増加がみられた。組織学的検索により疾患動物の微小冠血管中膜の肥厚と内腔狭窄が認められた。太い冠動脈には組織学的変化は認めなかった。 【まとめ】I.本研究により抵抗冠血管の内皮細胞依存生血管拡張反応が微小血管性狭心症で障害されていることが明らかとなった。II.EDRF産生阻害薬によりEDRF産生を抑制するとセロトニンに対する冠血流反応の異常が生じることが示唆された。 続きを見る
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