象牙質形成不全症罹患歯のエナメル質易剥離性に関する研究

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象牙質形成不全症罹患歯のエナメル質易剥離性に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
落合 聡(九州大学・歯学部文部教官助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993
概要(最新報告):
反対咬合を伴う骨形成不全症(以下O.I)患者と反対咬合および上顎正中過剰埋伏歯を伴う象牙質形成不全症(以下D.I)患児各々1名の症例に遭遇し、得られた臨床検査所見および歯科治療経過から以下の結果を得た。 1.各症例から得られた抜去歯の病理組織学的研究 歯髄腔の形態について:いずれの症例においても、乳歯歯冠には異常咬耗が見られ、歯髄腔は狭窄が著しく、健常歯髄組織は認められなかった。また、D.I.患者から摘出した上顎正中過剰埋伏歯は歯冠の咬耗がないにもかかわらず、歯髄腔の著明な狭窄が生じていた。以上の結果から、O.I.およびD.I.罹患歯の歯髄腔狭窄の原因は歯の咬耗による機械的刺激だけでなく、本態的な異常象牙質の増殖によるものであることが示唆された。 エナメル貿易剥離性に関する象牙質の所見:いずれの症例においても髄周象牙質では象牙細管の不規則な走行が認められたが、外套象牙質では健常歯のそれと明かな違いは見られなかった。以上の結果から、エナメル質易剥離性と象牙質との関連については今後行うエナメル-象牙境の走査型電子顕微鏡による超微構造所見および元素分析解析の結果から考察する必要があると考えられた。 反対咬合を伴うO.I.患者の咬合誘導治療について O.I.患者の咬合診査を行った結果、反対咬合の原因は上顎骨の劣成長と下顎骨の半時計回りの回転であることが明かとなった。そこで、乳臼歯部を既製金属冠で修復し咬合を挙上させた後、上顎骨前方牽引装置を用いて治療を行った。その結果、治療開始5ヵ月で、上下顎骨の水平および垂直的位置関係は改善した。O.I.患者の咬合誘導治療例の報告は少なく、今後の治療経過は貴重な資料となることが示唆された。 続きを見る
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