アルツハイマー病アミロイド前駆体蛋白のリソゾームにおける代謝過程の研究

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アルツハイマー病アミロイド前駆体蛋白のリソゾームにおける代謝過程の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
山田 猛(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993
概要(最新報告):
[目的]アルツハイマー病(AD)の脳に沈着するbeta蛋白(betaP)が、その前駆体蛋白(APP)から生成される過程を検討する。 [方法]APPの分泌過程を阻害するために、APPsecretaseによるAPPの切断部位のリジンをバリンに置換したAPPcDNA(APP_<K-V>)を作成した。APPのライソゾームへの輸送を促進するために、APPのC末部分をライソゾーム膜蛋白Lamp-1のC末部分にあるライソゾームへの輸送シグナル配列に置換したハイブリッドcDNA(APP-lamp)を作成した。ヒトグリオーマ細胞U251に改変APPcDNAを導入し、stable transformantを得て、ノーザン、ウエスタンブロットおよび免疫沈降法による解析を行った。 [結果]両導入遺伝子の発現量は、mRNA、蛋白レベルとも内因性APPの約10倍認められ、大量に発現されていた。培養上清のAPPN末抗体によるウエスタンブロット解析では、APP_<K-V>はAPPに比して分泌が低下していたが、APP-lampでは明らかな分泌低下は認められなかった。細胞のAPPC末抗体によるウエスタンブロット解析では、APP_<K-V>はAPPに比してより長いC末断片が多く生成されていた。培養上清の抗beta抗体による免疫沈降解析では、APP_<K-V>およびAPPとも4kdのbeta蛋白と考えられるバンドが検出されたが、特に量的な差は認められなかった。 [結論]APPのいわゆるalpha-secretionを阻害するだけでは、betaPの産生増加は起こらないと考えられた。 続きを見る
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