日本人青年女子のダイオキシン類による汚染レベルとその遺伝毒性に関する研究

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日本人青年女子のダイオキシン類による汚染レベルとその遺伝毒性に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
長山 淳哉(九州大学・医療技術短期大学・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993
概要(最新報告):
九大医療短大部の学生を中心として、40名の青年女子(平均年齢:20歳)から60〜80mlの採血を行うとともに、母乳哺育や食生活習慣などについてアンケート調査を行ない、以下のような研究結果が得られた。 1.血液全量当たりおよび脂肪重量当たりのダイオキシン、ダイベンゾフラン、コプラナーPCB_Sの濃度を2,3,7,8-ダイオキシンとしての濃度に換算すると、全体の濃度の平均濃度は血液全量ベースで0.0663pptであり、脂肪重量ベースで22.93pptであった。全体の濃度に対する割合はダイオキシンが最も高く約45%、以下ダイベンゾフランが約30%、コプラナーPCB_Sが約25%であった。また、血液全量ベースでの最低値は0.030ppt、最高値は0.117pptで、この場合の個人差は約4倍であり、脂肪重量ベースでの最低値は9.10ppt、最高値は35.10pptで、この場合の個人差も約4倍であった。 2.それぞれのダイオキシン類の血液全量当たりと脂肪重量当たりの濃度における相関関係を調べると、ダイオキシンとダイベンゾフランの相関係数は約0.7、ダイオキシンあるいはダイベンゾフランとコプラナーPCB_Sのそれは約0.5であった。ダイオキシンとダイベンゾフランの濃度は比較的関連性が高いが、これらの化学物質とコプラナーPCB_Sの濃度との関連性は低かった。ダイオキシン類の血液中濃度と母乳や食物の摂取などとの関係については、現在解析中である。 3.血液リンパ球細胞のSCE_S頻度の測定結果は次のようである。7,8-ベンゾフラボン(ANF)を添加しない場合のSCE_S/細胞の平均値は9.69であり、最低値は7.24、最高値は11.32であった。ANFを添加した場合の平均値は14.14であり、最低値は11.32、最高値は16.16であった。また、両者の差の平均値は4.45であり、この場合の最低値は2.72であり、最高値は6.56であった。これらの遺伝毒性指標と血液中ダイオキシン類の濃度の間に有意な相関関係は観察されなかった。 4.これらの研究結果は、最終的な結論とはなり得ない。それは、調査対象となった女性が40名であり、少ないからである。最終的な結論を得るためには、さらに40〜50名について同様の研究を行う必要がある。 続きを見る
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