EGF様ドメインに発見された新しいオリゴ糖鎖の機能解析

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EGF様ドメインに発見された新しいオリゴ糖鎖の機能解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
岩永 貞昭(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993
概要(最新報告):
我々は、血液凝固因子のFactor IX,Factor VII, Protein Zや血小板に存在する糖タンパク質のトロンボスポンジンのEGF類似ドメインに新規のO-結合型糖鎖(Xyl-Glc-O-Ser,Xyl-Xyl-Glc-O-Ser)を見出し、すでに報告した。その後、さらにヒトFactor IXの第一EGF類似ドメインのSer-61にFucを介したオリゴ糖が結合していることを見出し、それらの構造と機能について解析してきた。最近、ヒトFactor IXのAP(残基No.146-180に相当)のアミノ酸分析を行なったところ、GlcNH_2に加えてGalNH_2が定量され、O-結合型糖鎖の存在が示唆された。APは、Factor IXを組織因子存在下、VIIa因子で活性化し、逆相HPLCにより単離した。得られたAPをN-グリコシダーゼFで処理し、Asn-結合型糖鎖を除去後、エンドペプチターゼAsp-Nで断片化し、精製したペプチドについて2-アミノピリジンを用いた糖組成分析とシアル酸(SA)の定量を行った。その結果、1molのペプチド当たり、Ga1NAc,Gal,SA,それぞれ1molを含む2つのペプチド(AP157-165,AP166-176)が同定された。両ペプチドのアミノ酸配列分析を行なったところ、Thr-159 とThr-169 に相当するPTH-アミノ酸は全く回収されなかった。従って、これら2つのThr残基にGalNAc,Gal,SAから成るトリサッカライドが結合していると推定した。なお、ヒトFactor IXのAPは、逆相HPLCにより少なくとも3種類に分別されるが、その中で、O-結合型糖鎖を含まないAPも存在することが判明した。 続きを見る
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