abTCRトランスジェニックマウスを用いた胸腺内微小環境の解析

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abTCRトランスジェニックマウスを用いた胸腺内微小環境の解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
岸 裕幸(九州大学・生体防御医学研究所・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993
概要(最新報告):
我々は現在、H-2Db分子上の雄抗原(H-Y抗原)を認識するalphabetaTCRのトランスジェニックマウスを用いて胸腺細胞の分化を解析している。alphabetaTCRトランスジェニックマウスの胸腺細胞では内因性のTCRも発現されるため、我々はalphabetaTCRトランスジェニックマウスとscidマウスとを掛け合わせ、alphabetaTCRトランスジェニックscidマウスを作製した。このマウスでは内因性のTCR遺伝子の再構成がうまく起こらないために、内因性のalphabetaTCRが発現せず、トランスジェニックのalphabetaTCRによる選択(CD4+8+胸腺細胞のCD4-8+,TCRhigh細胞への分化)だけが観察される。さらにH-2dのalphabetaTCRトランスジェニックscidマウスからは、ポジティヴ、ネガティヴの両選択のシグナルが全く入っていない胸腺細胞を準備することができる。また、国内の研究室で樹立され、分与していただいた様々な胸腺ストローマ細胞が雌あるいは雄マウス由来かを検定し、さらに、H-2Db遺伝子を導入し、細胞表面に発現させた。これらのH-2d,alphabetaTCRトランスジェニックscidマウスの胸腺細胞とストローマ細胞を用い、in vitroにおける胸腺細胞の分化の系の樹立を試みている。また、我々は、alphabetaTCRトランスジェニックマウスとB6 lpr/lprマウスとを掛け合わせることにより、alphabetaTCRトランスジェニックlpr/lprマウスを作製した。lpr/lprの異常はFAS抗原の異常であることがわかっている。このFAS抗原の異常が胸腺におけるクローン選択の異常を引き起こすか否かを胸腺ストローマ細胞を用いたin vitroの培養系を用いて解析する。さらに、末梢における"不応答"の誘導とFAS抗原との関係を検討する。 続きを見る
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