フォスフォリパーゼCを抑制するGタンパク質の特性

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フォスフォリパーゼCを抑制するGタンパク質の特性

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
杉山 博之(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993
概要(最新報告):
本研究の目的は、受容体刺激を介してイノシトールリン脂質代謝を制御するGタンパク質の制御機構を解明することである。この目的のためアフリカツメガエル卵母細胞の系を用い、この細胞に特異的mRNAを注入することで受容体を発現させ、受容体刺激によって生ずるイノシトールリン脂質代謝反応を解析した。受容体とともに各種Gタンパク質のabetagammaサブユニットを発現させ、それらのサブユニットがイノシトールリン脂質代謝反応に及ぼす影響を解析することで、Gタンパク質による制御のメカニズムを検討した。その結果、次のような結論を得た。(1)いわゆるGqサブグループのメンバーのうち、GL2とよばれるGタンパク質(マウスG11に相当)は卵母細胞においてPLCを活性化し、イノシトールリン脂質代謝反応を促進する。(2)外来性Gタンパク質alphaサブユニットの発現によってイノシトールリン脂質代謝反応が抑制される場合があるが、その抑制のメカニズムには少なくとも2つのものがある。(3)一つは、外来性Gタンパク質alphaサブユニットが内在性Gタンパク質betagammaサブユニットを吸収結合し、間接的に内在性の三量体Gタンパク質の機能を阻害するというメカニズムで、例えばGcalphaサブユニットを発現した場合に見られた。(4)他の一つは、外来性Gタンパク質alphaサブユニットが受容体によって活性化され、より直接的にPLC(またはその活性化)を阻害するというメカニズムで、Gqサブグループのメンバーの一つでGL1とよばれるもの(マウスG14相当)を発現した場合に見られた。すなわち、このGタンパク質はイノシトールリン脂質代謝反応を抑制する形で情報伝達を行っている可能性があると考えられる。 続きを見る
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