細胞周期制御のネットワーク

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細胞周期制御のネットワーク

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
cell cycle regulation
責任表示:
西本 毅治(九州大学・大学院・医学系研究科・教授)
NISHIMOTO Takeharu(九州大学・大学院・医学系研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993-1996
概要(最新報告):
重点研究「細胞周期制御のネットワーク」は平成2年から4年まで続いた「染色体構造と挙動の分子生物学的アプローチ」の研究成果をふまえ、染色体構造の動的変動を制御する細胞周期の制御機構を分子のレベルで研究するために発足した。発足した当時はサイクリンとccc2がMPFを構成すると言うが大きな発見があり、細胞周期の分子レベルの解析がまさにスタートしたばかりであった。その後の細胞周期研究の発展はめをみはるものがる。本重点研究はいまから言うと古典的な従来の細胞周期の概念に従い、G0/G1,G1/S,G2/M移行期に焦点をあわせ研究班を三つ組織したが、夫々の班での研究は他の班の研究に相互に重なりいずれとも言えない状況になってきた。本重点での研究のトピックスは、細胞周期自体についてはG0期からS期への移行期における分子機構、DNA複製とM期開始の協約そしてM期からの脱出があげられ、将来の細胞周期研究の萌芽としてGタンパク、多細胞体と細胞周期との相関の分子機構があげられる。 細胞周期研究の究極の目的は生物とは何かを解明することであろうが、社会的には細胞周期の研究は癌の研究と密接に関連している。癌は正常な細胞が或る日、突然に変異を起こすことから始まる。如何に細胞がこの突然変異を抑制しているかを研究することはそのまま細胞周期の制御機構の研究につながる。一方、MPFは発生初期の卵成熟に必須なものであり発生学のこれまでの大きな課題の一つであった。そして、多細胞生物を材料とする癌研究と発生学を結び付けたのが酵母の遺伝学である。生物現象は物質と物質の相互作用であるが複雑に錯綜する因子をネットワークの中の一因子として把握するには遺伝学の助けがいる。現在の細胞周期研究の面白さと重要性はまさに、癌研究者、発生学者、酵母遺伝学者が一つの土表で討論するところにある。そして、生物学の基本的な概念として細胞周期はいまや定着しつつある。 続きを見る
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類似資料:

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染色体凝縮開始とMPF活性化の調節 by 西本 毅治; NISHIMOTO Takeharu
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