培養細胞およびトランスジェニックマウスを用いたAPP代謝過程の研究

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培養細胞およびトランスジェニックマウスを用いたAPP代謝過程の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
後藤 幾生(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993
概要(最新報告):
[目的] アルツハイマー病(AD)の病態を明らかにするために、アミロイド前駆体蛋白(APP)の代謝過程をトランスジェニックマウスを用いて解析する。 [方法] 昨年度作成した、APPのbetaペプチドからC末端部分の100アミノ酸残基に相当する部分(sbetaCおよびbetaC)を導入したトランスジェニックマウスの生後1年を経過したものについて、ウエスタンブロットあるいは免疫染色による解析を行った。さらに今年度は、betaCに家族性FADの異変(APP770のコドン717のバリンがイソロイシンに置換)を導入したトランスジェニックマウスについても解析した。 [結果] 脳におけるノーザンブロット解析では、導入遺伝子の発現が認められ、betaC_<V-1>では内因性APPに匹敵する程度の発現が認められた。全脳のウエスタンブロットの結果では、betaCに相当するバンドがやや増加してた。 生後1年を経過したsbetaC、betaCおよびbetaC_<V-1>導入マウスの前頭葉皮質あるいは海馬のbeta抗体およびC末抗体による免疫染色とも、アミロイドの沈着や細胞外の染色は認められず、対照マウスと特に変化はないと判断された。 [結論] 以上のようにAPPを導入したのみのマウスでは生後1年を経過しても、AD様の病変は認められず、ADのモデルにはなりえないと考えられた。したがって今後は、APP以外の他のamyloidogenicな因子の検討が必要であり、例えばApoE allel 4を導入したマウスとの交配などによる実験が一つの方向と考えられる。 続きを見る
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