一過性の運動によるストレス低減効果に関する心理生理学的研究

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一過性の運動によるストレス低減効果に関する心理生理学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
橋本 公雄(九州大学・健康科学センター・助教授)
HASHIMOTO Kimio(九州大学・健康科学センター・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992-1994
概要(最新報告):
本研究の目的は、心理的なストレス低減に及ぼす身体運動の効果を明かにするため、各人が快適と自覚する自己ペースのランニング(快適自己ペース走)を用いて、快、リラックス、満足感などのポジティブな感情の変化過程ならびに感情の変化を規定する要因の分析を行ったものである。 快適自己ペースという運動強度は50〜60%V^^・o_2max強度に相当し、無酸素性作業閾値(AT:Anaerobic Threshold)が関与していることが明らかにされた。また、その再現性は再テスト間の相関係数によって、生理的、心理的変数で確認された。 運動に伴うポジティブな感情は運動開始5分後の早い段階で有意な増加を示し、快感情、満足感、リラックス感には時間的変化のずれがみられた。つまり、快感情や満足感は運動直後に増加ピークを示すのに対し、リラックス感は回復期(30分後)に増加のピークがあることが明かにされ、感情の成分によって運動による影響のメカニズムが異なることが示唆された。また、運動によって増加したポジティブな感情は少なくとも60分間は持続し、運動後に気分の高揚や安定感が得られることが明かにされた。このポジティブな感情の増加が不安、緊張、抑うつ感などのネガティブ気分の減少・抑制をもたらし、心理的ストレスが改善されることが示唆された。さらには、快感情やリラックス感の増加に特性不安やタイプA行動パターンが関与し、不安特性の高い者やタイプA行動パターンを有する者に効果があることが明らかにされた。 本研究を進める過程で、メンタルヘルスの状態を測定する尺度、つまり、「はつらつ型」「ゆうゆう型」「ふうふう型」「へとへと型」の4つのパターンに分類される精神的健康パターン診断検査(MHP:Mental Health Pattern)を作成した。 続きを見る
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