腎障害下の制癌剤薬物動態的解析の基礎的研究

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腎障害下の制癌剤薬物動態的解析の基礎的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
中馬 広一(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992-1993
概要(最新報告):
A.日本白色家兎を用いて、マグネシウム、亜鉛、シスプラチンによる薬物性の腎障害モデルを作製した。 重金属(マグネシウム、亜鉛)シスプラチンを静注して腎障害が惹起された。投与量に比例して腎機能は低下して、量と障害の程度に相関関係が確認出来た。尿細管機能を示すパラアミノ酸排泄能の低下が発生し、投与量の増量に伴い、糸球体漏過率を示すイヌイリン排泄能が低下し、血中窒素濃度、クリアチニン濃度の上昇が確認された。経時的にはMg、Zn、シスプラチン投与直後より、パラアミノ酸排泄能は低下し、48時間から36時間後に排泄能が最低となるが、約1週間でほぼ正常に改善した。しかし、大量投与では、不可逆性の機能低下が出現した。 B.昇圧剤で一過性に腎血流量低下を起こし、イヌイリン排泄能は低下し、糸球体漏過率の低下が発生したが、血中クリアチニンや窒素濃度の上昇は確認できず、パラアミノ酸排泄能の低下は軽度であった。昇圧剤による腎血流量低下は、一過性で生理的機能の範囲で出現し、不可逆性の腎障害は発生しなかった。 C.各種制ガン剤の薬物動態的研究 現在、メソトレキセートを尿細管障害、腎血流量低下モデルに投与し、薬物動態的研究を行なっている。メントレキセートの排泄能は低下し、腎機能の低下と薬物排泄率が大きく関与していることが想像される。 続きを見る
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抗菌薬による腎障害発現機序の解明 by 大石 了三; OISHI Ryozo
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