運動後の長時間代謝高進の機序に関する生理・生化学的研究

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運動後の長時間代謝高進の機序に関する生理・生化学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
大柿 哲朗(九州大学・健康科学センター・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992
概要(最新報告):
運動後の酸素摂取量の亢進(EPOC)の機序を検討する目的で、健康な男子学生8名に、55%および70%V0_2max強度で1時間の運動を行わせ、安静時、運動中および運動後8時間までの生理的指標と生化学的指標を測定した。そして、2種類の運動強度および終日安静時(C実験)のそれらのデータと比較検討を行った。生理的指標としては、呼気ガス代謝、心拍数、呼吸交換比などを測定し、血液生化学的指標はアドレナリン(Ad)、ノルアドレナリン(Nad)、成長ホルモン、グルコース、インスリン、乳酸、グリセロール、コルチゾール、グルカゴン、遊離脂肪酸(FFA)、トリグリセリド(TG)、尿素窒素(BUN)、ケトン体などの測定を行った。 EPOCは、終日安静に比べて55%VO_2maxの場合が運動後2時間まで、70%V0_2maxの場合が運動後5時間まで有意に高く、著者らの先行研究(1989)と一致した。また心拍数は両強度の運動とも運動後5時間までC実験に比べ有意に高かった。逆に、呼吸交換比は、運動後6時間までC実験より低く、さらに55%VO_2max強度とより70%VO_2max強度の方が低い傾向にあった。運動後のNadは、両強度の運動とも運動後2時間でC実験と差がなく、Adは運動後1時間でC実験と差が認められなかった。従って、EPOCを少なくとも血漿カテコラミンで説明することはできないと思われる。一方、TGは運動後4時間まで、FFAやBUNは運動後8時間までC実験より有意に高く、しかも55%V0_2max強度より70%VO_2max強度の方が高い傾向にあった。これらのことから、EPOCと脂質代謝の亢進が係あると思われた。現在成長ホルモン等の他の血液生化学的指標の分析結果を整理し、EPOCとの関係を検討している。 続きを見る
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