クモ膜細胞と脳腫瘍細胞との“負"の情報伝達物質の研究

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クモ膜細胞と脳腫瘍細胞との“負"の情報伝達物質の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
A "NEGATIVE" FACTOR FOR GLIOMA CELLS FROM LEPTOMENINGEAL AND MESENCHYMAL CELLS
責任表示:
竹下 岩男(九州大学・医学部・講師)
TAKESHITA Iwao(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992-1993
概要(最新報告):
本研究は、くも膜細胞が、グリオーマ細胞に対して“負"の情報伝達物質を産生している可能性について、培養細胞系をもちいて研究をはじめた。しかし、手術時に得られるくも膜での培養は実験に供するだけの細胞はえられなかった。そこで、正常くも膜細胞のかわりに、その腫瘍型である髄膜腫細胞、4株と新生仔ラットくも膜細胞、対照コントロール細胞として皮膚線維芽細胞、2種類のグリオーマ細胞を培養した。培養液中に放出された細胞増殖/抑性因子活性を検定する標的細胞は、ヒト脳腫瘍由来樹立細胞株KNS81およびこの細胞株から無血清完全人工培地、F12-DEM、で増殖する細胞株、KNS81-FD、を今回新しく分離樹立できたものをもちいた。細胞増殖の程度はMTT法にて測定した。各細胞株単独培養およびKNS81との混合培養を数時間から7日間培養を行ないその培養液を検定したがいずれも増殖促進的に作用した。増殖促進作用は、微量に残存する血清の因子も関与しており、駲化培養液に増殖抑制因子があったとしても、検知されないことがわかった。血清因子が全く関与しないKNS81-FDの自己増殖因子は、トリプシン処理により細胞外に多量に放出されることがわかった。また細胞外基質蛋白との接着性、細胞形態および増殖能との関係では、fibronectin,laminin,collagen1に対しては接着親和性が強く細胞突起もよく伸展したが、tenascinに対しては接着性が悪く細胞はほぼ円形のままであった。従って、tenascinはグリオーマ細胞に対して増殖抑制的に作用する“負"の情報伝達回路の一端をになっていると思われる。 続きを見る
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