小児外科領域における大脳誘発電位の臨床応用に関する研究

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小児外科領域における大脳誘発電位の臨床応用に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
窪田 正幸(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992
概要(最新報告):
小児外科領域における大脳誘発電位の応用を目的とし、本年2月までに77例に90回誘発電位記録を施行した。下肢後脛骨神経と肛門管部電気的刺激に対する大脳誘発電位記録を行い、同時に記録した脊髄誘発電位にて脊髄伝導速度を計測した。対象疾患は、大別して腸管機能を調べる目的で便秘11例を含む腸管機能不全症16例、肝機能不全時の神経発育を調べる目的で胆道閉鎖症15例を含む胆道系疾患18例、並びに腫瘍や脊髄奇形にて脊髄神経機能異常を疑われた16例、術後の仙骨神経機能評価の必要な仙尾奇形腫9例なでが主たるものであった。 腸管機能検査法としての検討では、腸管機能正常19例では、年齢が6歳以上の場合、全例において平均潜時が144.6msec、平均頂点潜時が282.3msecの陽性波が記録されたのに対し、便秘症例においてはその発生頻度が約5割に減少しており、肛門管感覚神経系の異常が示唆された。胆道閉鎖例における検討では、高度黄疸持続例では後脛骨神経刺激による脊髄誘発電位が記録されず、波形より脊髄神経機能異常が示唆された。さらに、黄疸消失例においても脊髄伝導速度が対照では平均49.6m/secであるのに対し40.0m/secと有意に減少しており、通常の神経学的検査では発見し得ないような微細な障害を早期にしかも安全に再現性をもって検出できたものと考えられた。脊髄神経機能の評価では、従来の下肢刺激による方法だけでなく、肛門管誘発電位を併用することにより仙尾部奇形腫のように直腸肛門機能検査の必要な症例においても大脳誘発電位の臨床応用を広げることができた。 さらに、経直腸的陰部神経刺激による外肛門括約筋潜時測定では、刺激電極と記録電極の距離が近いために電極の工夫が必要であったが、現在までに25例に施行でき、二分脊椎の仙骨神経機能異常の有無や鎖肛症例の術後括約筋機能評価などに応用を進めている。 続きを見る
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