百日咳における早期診断法の確立とワクチンの有効性に関する研究

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百日咳における早期診断法の確立とワクチンの有効性に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Study on the establishment of the early diagnosis of Pertussis and the efficacy of vaccination
責任表示:
岡田 賢司(九州大学・医学部・講師)
OKADA Kenji(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992-1994
概要(最新報告):
1 菌分離と早期診断法の確立 百日咳早期診断法として、菌分離を行った。従来菌分離率は低いとされてきたが、本研究での分離率は、51.8%と高率であった。さらに菌分離症例の34.2%は培養前に抗生物質が投与されていた症例であった。 このことは百日咳の早期診断には菌分離が有用であり、臨床的に百日咳を疑った症例では化学療法の有無にかかわらず菌分離を試みる必要があると考えられる。 一方菌分離が不成功に終わった場合、早期診断としては血清学的に IgM抗体を検出する方法を検討し、百日咳毒素(PT)IgM抗体を検出する系を確立した。 2 家族内感染調査と成人百日咳 菌分離症例の家族内調査も行った。その結果、DPTワクチンを接種されていた兄弟や両親からも百日咳菌が分離できた。これらの症例は、典型的な百日咳の臨床像を示さず、長期間の慢性的な咳のみで、せき込みなどはなく、中には咳を全くしない母親も認められた。検査でも白血球増多や相対的リンパ球増多も認められなかった。(平均白血球数7040, %リンパ球36%)。乳児への感染源は周囲の兄弟や両親であることが推察された。百日咳患者が減少した近年、DPTワクチンの有効性の評価は家族内感染調査が有用である。例数は少なかったが、ワクチンの有効率は82%であった。 3 ワクチンの有効性の評価 ワクチン有効性評価の一つとして、抗体価の持続を検討した。1981年に改良された無菌体ワクチン(DTaP)を接種されている児童と従来の全菌体ワクチン(DTwP)を接種された児童とを比較検討した。この結果、DTaPを接種された児童は、DTwPを接種された児童よりジフテリアおよび破傷風抗毒素抗体やFHA 抗体に関して高い抗体価を保有していた。過去の百日咳の流行状況などにも影響されるが、DTaPの方が抗体持続が良好であった。 続きを見る
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