エイコサペンタエン酸のサイトカイン動態に及ぼす影響に関する臨床的及び実験的研究

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エイコサペンタエン酸のサイトカイン動態に及ぼす影響に関する臨床的及び実験的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
下川 宏明(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992
概要(最新報告):
1.エイコサペンタエン酸(EPA)の血中サイトカインに及ぼす効果について検討した。12名の虚血性心疾患患者を対象とし、EPA1800mg/日を6週間投与し、投与中止後8週間まで経過観察した。サイトカインとして、インターロイキン(IL)-1β(単球/マクロファージ由来)、血小板由来増殖因子(PDGF)(血小板・血管内皮由来)を、顆粒球・血小板の活性化の指標として、各々、顆粒球エラスターゼ(GE)、フィブリノペプタイドA(FPA)を測定した。EPA/AA(アラキドン酸)比はEPA投与中有意に増加し、中止とともに前値に復した。GEは有意の変化を示さず、PDGF・FPAはEPA投与後6週間後に有意に低下し、中止とともに前値に復した。IL-1βはEPA投与中高度に低下し、中止後も試験期間中持続的に抑制された。これらの結果から、EPAによる抑制はサイトカインにより異なり、単球/マクロファージ系が最も強く抑制されることが示された。 2.EPAの血管内皮の抗血栓性に及ぼす影響について検討した。10名の虚血性心疾患患者と10名の非虚血性心疾患患者を対象とし、EPA1800mg/日を6週間投与し、投与中止後8週間まで経過観察した。測定項目として、トロンボモジュリン(TM)、トロンビン/アンチトロンビン複合体(TAT)、プロテインC活性、α_2プラスミンインヒビター/プラスミン複合体(PIC)とした。これらの指標は、EPA投与前に2群間で差はなく、また、EPA投与によっても有意な変動は示さなかった。したがって、本研究の範囲内では、EPAの血管内皮の抗血栓性に及ぼす有意な影響は認められなかった。 これらの研究は、いずれも長期間を要するものであり、現在終了したばかりである。現在、論文を投稿準備中である。 続きを見る
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