哺乳類脳細胞におけるカルシウムチャネルのGABA_B受容体による調節機構

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哺乳類脳細胞におけるカルシウムチャネルのGABA_B受容体による調節機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
緒方 宣邦(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992
概要(最新報告):
複数のタイプのカルシウムチャネルが存在することが報告されて以来、各々のタイプのチャネルの機能的役割が検討されてきた。高域値活性化カルシウムチャネルの不活性化成分(いわゆるN型カルシウムチャネル)は伝達物質の遊離に重要な役割をもつことが示唆されている。一方、高域値活性化カルシウムチャネルのもう一つのコンポーネントである不活性化をほとんど示さないL型カルシウムチャネルの機能的役割に関してはほとんど解明されていない。γ-アミノ酪酸B型(GABA-B)受容体のアゴニストであるバクロフェンはラット脊髄後根神経節細胞において、L型カルシウムチャネルに対しては殆ど作用を示さず、N型様の不活性化カルシウムチャネルのみを選択的に抑制した。N型様カルシウムチャネルの抑制は+50mVへの強い脱分極プレパルスにより拮抗された。この拮抗は脱分極プレパルスによりL型カルシムチャネルの活性化が促進されることによることが明かとなった。このようにバクロフェンによる抑制や電位依存性不活性化機構によるN型様カルシムチャネルの活性化の減少によって伝達物質遊離が減少した場合、その減少は新たに促進されたL型カルシウムチャネルによるカルシウム流入によって代償されることが示唆される。このようなL型カルシウムチャネルによるN型チャネル機能の代償機構は種々の振幅あるいは周波数からなる刺激に対するカルシウムチャネルの応答の適切な調節に重要な役割をもつと考えられる。 続きを見る
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