わが国における異文化理解の教育実態に関する基礎的研究

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わが国における異文化理解の教育実態に関する基礎的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
丸山 孝一(九州大学・教育学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992-1993
概要(最新報告):
1.地球規模での異文化接触が避け得ない現実となり、政治的、経済的にも深刻な問題となっている。本研究は、異文化の理解と調和が、国際戦略的意味を有しており、これが学校教育の中から始まるという基本的視点を持っている。 2.異文化理解は、生涯にわたる長い過程であると考え、その形成過程としての学齢期における異文化理解の教育実態を観察した。まず、北九州市立A小学校の「民族学級」において、国際理解教育の一面を観察した。これは体験学習を通じて異文化に直接触れ、理解する方法として優れているが、小規模であり、正規のカリキュラムとは言えない状況であって、今後の発展が期待される。 3.北九州市立K小学校では、美術を通じての国際理解教育がユニークな成果を挙げていた。音楽、美術、舞踏、体育など、非言語的手段による異文化理解の教育がもっと試みられるべきであることがわかった。 4.福岡市立M中学校では、初歩的な中国古典(漢文)を通じての異文化理解教育が注目された。時空を越えて、人間理解を可能にする方法を開発してゆく努力が見られ、今後さらに発展されるべきであろうと思われた。 5.中学生の社会、国語の教科書を中心に、その異文化についての取り扱い方を分析したが、日本以外の国としては、相変わらず欧米中心であり、アジアでは中国がほとんどであった。ただし、欧米や中国でも、国家はあっても、民族は見えない。まして、「大国」の陰に隠された諸民族社会は無視されている。アジアの諸国、諸民族に近いわが国の異文化理解の教育内容としては、極めて異常であり、これは改められるべきであろう。 6.異文化理解関連の文献を収集したが、未だ量質共に不十分である。 続きを見る
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類似資料:

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中国少数民族の教育に関する基礎的研究 by 丸山 孝一; MARUYAMA Koichi
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