エナメル上皮腫の発生及び腫瘍細胞の増殖と分化に関する研究

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エナメル上皮腫の発生及び腫瘍細胞の増殖と分化に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Study on development, proliferation and differentiation of ameloblastoma
責任表示:
中村 典史(九州大学・歯学部・講師)
NAKAMURA Norifumi(九州大学・歯学部・講師)
樋口 勝規(九州大学・歯学部・助手)

HIGUCHI Yoshinori(九州大学・歯学部・助手)

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本文言語:
日本語
研究期間:
1992-1994
概要(最新報告):
エナメル上皮腫の増殖に関する特性を検索する目的で、同腫瘍を外側細胞の形態より3型:立方細胞型、円柱細胞型、基底細胞型に分類し、免疫組織化学的に増殖細胞核抗原(PCNA)の発現を評価した。その結果、PCNA発現率は基底細胞型において立方細胞型、円柱細胞型より高く、基底細胞型において強い細胞増殖活性がみられることが示唆された。また、嚢胞性エナメル上皮腫の開窓治療前後の組織像を比較すると、開窓前は立方細胞型が多かったが、開窓後は浸潤性増殖を示す円柱細胞型、基底細胞型に変化する場合が多くみられ、開窓治療による内圧の減少によって腫瘍細胞の増殖が活性化されることが伺われた。 エナメル上皮腫25例についてアポトーシス抑制蛋白として知られるbcl-2蛋白のモノクローナル抗原を用いた免疫組織化学的研究を行った。エナメル上皮腫は全例で腫瘍細胞の外側細胞でbcl-2蛋白がみられたが、内側細胞(星芒状細胞や扁平細胞)では発現はみられなかった。このことにより、bcl-2蛋白は腫瘍細胞の増殖維持を司る腫瘍胞巣の外層において、増殖幹細胞の維持に重要な役割を有するものと考えられる。 さらに、ヒトパピローマウィルス16型を用いて不死化エナメル上皮腫細胞株AM-1を作製した。この細胞は上皮細胞の形態を示し、サイトケラチンK14,K18,K19ならびにbcl-2蛋白の発現がみられた。この細胞はコラーゲンゲル内に浸潤能を示すことにより、AM-1はエナメル上皮腫の病態に類似した性格を有し、本腫瘍の適切な研究モデルとして有用であると思われる。 続きを見る
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