移植肝Viabilityの総合的判定指標に関する研究

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移植肝Viabilityの総合的判定指標に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
杉町 圭蔵(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992-1993
概要(最新報告):
1.HPLC法によるAdenine nucleotides系物質の測定には、実際にラット肝移植シュミレーションモデルにおいて、冷保存時間延長及び血管吻合時の再加温に伴うドナー肝組織中のAdenine nucleotides系物質の変化を検討した。その結果、冷保存時間延長の伴い肝組織中のAdenosine triphosphate(ATP)の分解は進行し、その分解産物であるキサンチンやヒポキサンチンなどが増加してくることが確認された。また、以前我々はATPの分解産物の一つであるイノシシが生じる際に、アンモニアが出てくることに注目し、このアンモニアが冷保存肝のviabilityの判定指標として有用であることを結論づけたが(Res Surg 3:49‐52,1991)、このATP分解過程から生じるアンモニアの生成メカニズムも詳細に解明された。 2.移植肝viabilityの判定指標の研究では我々は特に、移植前にそのviabilityを判定可能とすべく、肝臓を実質細胞、非実質細胞(内皮細胞、Kupffer細胞など)、細胞外基質の3つの因子に分け、ラット冷保存肝血管床内保存液中のTissue‐type plasminogen activator、N‐acetyl‐beta‐glucosaminidase(非実質細胞)、Procollagen‐III‐peptide(細胞外基質)について検討した。その結果、これらの指標が保存時間の延長とともに有意に上昇し移植肝viabilityの指標となりうることが証明され、Tissue‐type plasminogen activatorについては報告した(Transplant Int 1994,in press)。また大動物(豚)での総合判定指標についての研究にても同様の結果が出ており、さらに研究を進める方針である。 続きを見る
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