発生工学的手法を用いた免疫グロブリン遺伝子再構成と発現の制御機構の解明

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発生工学的手法を用いた免疫グロブリン遺伝子再構成と発現の制御機構の解明

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Research on the regulatory mechanism of immunoglobulin gene expression and recombination by means of gene targeting.
責任表示:
渡邊 武(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
WATANABE Takeshi(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992-1993
概要(最新報告):
HS1タンパクは、転写制御因子としての性状及びシグナル伝達因子としての性状を有することが示された。B細胞上の抗原受容体、T細胞上の抗原受容体を抗原または受容体に対する抗体で刺激すると、速やかにチロシンキナーゼの活性化とともにHS1タンパクのチロシンリン酸化が起こる。チロシンリン酸化を受けたHS1タンパクは、抗原受容体からのシグナルを担って核へ移行することが示唆された。HS1タンパクの主な機能は、抗原特異的な自己反応性クローンの死滅(アポトーシス)を誘導するシグナルを抗原受容体から核内遺伝子へ直接伝達することにあると考えられた。マウスB細胞株WEHI-231細胞の細胞表面IgM(抗原受容体)を抗IgM抗体で架橋すると、apoptosisに陥り死滅する。WEHI-231細胞の変異株であるM1細胞は、その細胞表面にWEHI-231細胞と同量のsIgMを有しているが、抗IgM抗体で架橋してもapoptosisを起こさず死滅しない。M1細胞を抗IgM抗体で架橋すると、いくつかの細胞内タンパクが、親株のWEHI-231細胞と同様にチロシンリン酸化を受ける。しかし、M1細胞にはHS1タンパクを欠いているためHS1タンパクだけはチロシンリン酸化されなかった。M1細胞にHS1タンパクを発現させると抗IgM抗体によってapoptosisが誘導された。HS1欠損マウスでは、B細胞及びT細胞のどちらにおいても、抗原受容体を介したapoptosisの誘導に異常があり、自己反応性リンパ球クローンの自己抗原による除去に異常を来していることが明らかになった。即ち、in vivoにおいてもHS1タンパクが抗原受容体からのシグナル伝達に直接関与すること、そのシグナルの一つはリンパ球クローンのプログラム細胞死を誘導するものであることが示された。 続きを見る
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免疫病発症の分子的基盤 by 渡邊 武; WATANABE Takeshi
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