ヒト血管新生のモデル系の確立と関与する増殖因子の働きの分子機序

閲覧数: 4
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

ヒト血管新生のモデル系の確立と関与する増殖因子の働きの分子機序

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Human model system for angiogenesis and molecular mechanisms on function of growth factors involving in the angiogenesis
責任表示:
桑野 信彦(九州大学・医学部・教授)
KUWANO Michihiko(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992-1993
概要(最新報告):
我々の研究実績は以下の通りである。 (1)ヒト大網の細小血管から内皮(HOME)細胞を95%以上の純度で単離、培養することができるようになった。この糸でEGF(またTGFα)が最も強く細胞遊走やコラーゲンゲルやマトリゲル内で管腔形成を促進した。しかし、腫瘍壊死因子(TNF)はこの促進を阻害した。さらに、EGFで細胞遊走で促進される時にt-PAの発現を著明に上昇させ、TNFではこの発現を阻害させることを見出した。我々の内皮細胞の系では遊走-管腔形成とt-PAの発現と密接に関連していると思われる。(2)TNF処理によるインタロイキシン-b(IL-6)やコラゲナーゼの誘導は、TNFによってやはり誘導分泌されるbEGFが介在していることを示唆した。肝細胞増殖因子(HGF)やインスリン増殖因子(IGF1)は増殖走化性、遊走を促進するが管腔形成することはできない。しかもt-PAの発現上昇はみられない。(3)HOME細胞におけるIL-6、コラゲナーゼ、LDL受容体、c-fosなどの遺伝子発現はEGF/TGFαでもTNF-αでも誘導されることを見出した。その機序としてEGF受容体の活性化が介在していることを見出しつつある。(4)血管内皮細胞のコラーゲンゲル内での管腔形成並びに他の細胞とのco-cultureによる血管新生能を測定定量化できる血管新生モデル系と確立することができている。この系は難骨のの血管を形成しない機序やリウマチその他の血管新生の関与する疾病の実態を明らかにするうえで大きな貢献ができると考えている。以上の研究成果に加えてEGFで管腔形成と関連する遺伝子群についても現在単離中であり、本研究を直ちに開始できる状況下にある。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

1
血管新生と増殖因子応答に関する共同研究 by 桑野 信彦; KUWANO Michihiko
1.
血管新生と増殖因子応答に関する共同研究 by 桑野 信彦; KUWANO Michihiko