集団行動における相互作用のモデルに関する基礎的研究

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集団行動における相互作用のモデルに関する基礎的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
吉田 紀彦(九州大学・工学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992
概要(最新報告):
自律分散システムや分散人工知能システムのような,全体の組織形態や制御構造が所与でなく構成要素の自律性や協調関係に依存して変化・発現するシステム,すなわち協調計算システムの構築基盤を確立すべく,本研究では,構成要素の集団行動の抽象化という方向から,特に構成要素間の相互作用に焦点を当ててモデル化を図った。前年度の同一課題の研究成果を受けて,研究実施計画に従って研究を進め,本年度は下記の成果を得た。 1暗黙的相互作用の導入:構成要素どうしの間や構成要素と集団との間などに生じる相互作用の形態として,これまでの基本的なモデルでは,他のモデルの多くと同様に「通信」という明示的・操作的なものしか提供していなかった。しかし実際の問題においては,「関係」というような暗黙的・宣言的な相互作用の形態も存在する。そこで,この暗黙的相互作用をモデルに導入すべく分析検討を行い,当初の研究計画の段階で考えていた「制約」に代えて,より実現の容易な「委譲」の機構を採用し,これに基づいて暗黙的相互作用の基礎を固めた。 2環境との相互作用による状況依存行動の実現:昨年度までの基本的なモデルでは,集団はその構成員に対して抽象化カプセルおよび相互作用媒体という受動的な形で機能するのみで,集団が構成員の行動に積極的に関与するには至っていなかった。一般に協調計算システムにおいては,構成要素はその属する集団,そのおかれている環境に応じて自らの行動を変化させるという,適応ないし状況依存と呼ばれる能力を持つきりが要求させる。そこで,この状況依存行動について,これまでの枠組の中で実現できる可能性や,新たに「自己反映」や1で導入した「委譲」の機構を用いて実現する方法について分析検討を行い,良好な見通しを得た。 続きを見る
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