弾性線維蛋白質会合体:多様な特性を有する新規生体機能材料としての展開

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弾性線維蛋白質会合体:多様な特性を有する新規生体機能材料としての展開

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
甲斐原 梢(九州大学・理学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992
概要(最新報告):
【1】はじめにー研究目的及び研究費補助金の使途ー 細胞外マトリックスとしての弾性線維蛋白質エラスチンは、特異な弾性機能を始め、多様な機能を発揮している。本研究は、エラスチンの多様な生体機能の基礎となる分子機序を明かにし、新規生体機能材料としての展開を図ることを目的としている。今年度は研究計画最終年度に当たり、補助金は消耗品費に充当した。 【2】今年度中に得た研究成果並びに途中経過 (1)各種エラスチンモデルペプチドの合成と特性評価 生体由来α-エラスチン(エラスチンの熱蓚酸処理可溶化断片)と共に種々の測定に供する為に、エラスチン特有な繰り返しアミノ酸配列に基づく、各種ブロック共重合モデルポリペプチドを合成した。 (2)分子の自己集合組織化に基づく構造形成と生体機能発現ー温度依年性コアセルベーションの詳細ー 血管平滑筋間隙で進行するエラスチン前駆蛋白質の自己集合組織化に対応する水溶性エラスチンペプチドの温度依存性コアセルベーションに関し、示差走査熱量測定、静的及び動的光散乱測定等により詳細に検討した。 (3)弾性線維蛋白質の細胞遊走特性ーα-エラスチン及びヘキサペプチド配列ー α-エラスチン及びヘキサペプチド配列(APGVGV)に単球遊走活性が観察された。両者で特有な濃度依存性が観測されると共に、ヘキサペプチド配列順により遊走活性に顕著な変化が認められた。 【3】研究経過の反省と新たな研究の基礎としての意義ー弾性線維蛋白質集合体の特異性ー 多様な機能の基礎となる構造と物性を明かにすると共に、今後の研究の課題となる特異な現象を見い出した。 続きを見る
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