現地観測に基づく雲仙普賢岳における土石流防減災システムに関する研究

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現地観測に基づく雲仙普賢岳における土石流防減災システムに関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
平野 宗夫(九州大学・工学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992
概要(最新報告):
現在も雲仙普賢岳水無川流域では火山灰及び火砕流による噴出物の堆積が続き、ある程度の降雨強度の雨が降り続けば土石流発生の危険性が高い状態が続いている。この状態は、仮に現時点で火山活動が終息したとしても数年から数十年にわたって土石流発生の危険性は減少傾向に向かうが、急にゼロとはならないのは桜島の例を見ても明かである。従って、土石流の現地観測を継続することは災害科学上重要な意義を持つといえる。本研究では土石流のハイドログラフを従来のビデオを用いた観測と比較して精密捉えるため、超音波を利用した水位計と電波流速計を水無川に設置し、8月上旬に起こった土石流の観測を行うことが出来た。その結果土石流の時間的変化即ち縦断方向の変化を捉えることが出来た。また、従来計測が行われたことのなかった土石流の速度を、直接電波流速計により計測することが出来たのも大きな成果であると言えよう。しかし、この土石流は観測機材を破壊してしまった。また、降水レーダの制作については船舶用Xバンドレーダのシリンドリカル・スロットアンテナにパラボラ型の2次放射器を製作して取り付け、利得を向上させビームを絞り込んで高解像度のレーダを作成する予定であったが、実験局の研究用のレーダば郵政省の本省決済による免許が必要なため予備承認(予備免許)を得た段階で、すでに梅雨期はおろか台風期も過ぎてしまった。このため、来年度には観測可能とするために、アンテナの架設および超高速A/D変換ボードの駆動プログラムの作成を現在行っている。これらの遅延も通常の予備承認が数年かかる現状から考えると大きな前進であり来年度の観測に向けて重大な意義を持つと考えられる。また高層風および火山灰の堆積量のデータは気象庁及び長崎県から収集し解析中である。 続きを見る
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