熱的活動に基づく火山噴火活動の推移予測に関する研究

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熱的活動に基づく火山噴火活動の推移予測に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
太田 一也(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992
概要(最新報告):
長崎県の雲仙・普賢岳では、溶岩の涌き出しが続くとともに火砕流が頻発した。従って本部研究においては、普賢岳で赤外熱画像装置を用いた溶岩ドーム・火砕流堆積物の表面温度測定を、空中および地上から、操り返し実施した。これにより、溶岩ドームの表面温度分布の詳細が明らかとなり、溶岩の涌き出し口の移口に伴う温度分布の変遷が追跡された。特に、1992年12月の第9溶岩ドーム、1993年2月の第10溶岩ドームの出現に際しては、いち早くその場所に高温域を見いだした、この種の火山での表面温度測定の有効性が再認識された。一方、火砕流堆積物の表面温度測定からは、堆積の新旧が温度の高低により明瞭に読みとられ、最新の火砕流の堆積物の分布を適確につかむことが可能となった。また堆積直後の温度測定により、火砕流そのものの性質の変化を把握することも可能と思われる。刈山活動の推移予測の面でみると、火口西側の噴気孔付近で、高温領域の拡大や縮小が起こっている可能性がでてきた。今のところ、これを直接火山活口の推移に結びつけらめるかどうかはわからないものの、第10溶岩ドーム出現前の状況としては、溶岩供給量の減少とともに、噴気孔周辺の高温領域の減少が観測された点が注目される。しかし、溶岩ドームそのものの温度については、溶岩の崩により高温を保った内部が露出した場合と、新溶岩の涌き出しによる場合の2通りで主に高温域となり、必ずしもその識別が容易でないこともわかった。普賢岳の噴火はなお活発な状態が続いており、今後とも継続的な熱的活動の観測が強く望まれる。 続きを見る
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類似資料:

5.
デイサイトマグマの噴出現象に関する研究 by 中田 節也; NAKADA Setsuya