肺癌の分子遺伝疫学的研究

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肺癌の分子遺伝疫学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
廣畑 富雄(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992
概要(最新報告):
一般健常人男性約200名(福岡県庁職員)については、既にリンパ球を分離、培養後、基本的AHH活性(無処理の場合の酵素活性)、誘導的AHH活性(3-methylcholanthrene:(MC)で処理した場合の酵素活性)及びAHH誘導性(誘導的AHH活性/基本的AHH活性)を測定している。対象者より採血後、末梢血(5〜7ml程度)リンパ球よりDNAを抽出し、P-450IA1遺伝子領域の一部(0.34kbp)をPCR法で増幅させ、制限酵素MspIによる切断断片長の多型のパターンを解析し、3パターン(Aパターン;0.14、0.20と0.34kbp断片およびCパターン;0.14と0.20kbp断片)の分布状態を調べ、酵素活性との関係を検討した。しかし、退職、転勤、協力拒否等のため、現在、72名について採血し、DNAを抽出し終え、遺伝子型分析を行った。喫煙との関係の深いKreyberg type I(扁平上皮癌、小細胞癌および大細胞癌)に多いと報告されているCパターンは6名(8.3%)で、この者は高いAHH誘導性(12.84±0.99)を示した。調べた例数は少ないものの、このことはAHH誘導性とCパターンとの間の関係を示唆するもので、非常に興味深い知見である。今後例数を増やしてこの関係を確立することは、肺癌への宿主の感受性を検討するうえで非常に有意義である。また、Aパターンは31名(43.1%)でAHH誘導性は4.56±0.58であり、Bパターンは35名(48.6%)でAHH誘導性は4.35±0.59であった。A、B、CパターンとAHH誘導性についの分散析の結果は、有意差が示された(F値=26.51、P<0.0001)。一方、t検定ではAパターンとCパターン(P<0.0001)およびBパターンとCパターン(P<0.0001)の間に統計的に有意な差が認められたが、AパターンとBパターンの間には有意差は認められなかった。 続きを見る
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