雲仙岳火山活動の推移予測のための地球化学的観測研究

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雲仙岳火山活動の推移予測のための地球化学的観測研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
太田 一也(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992
概要(最新報告):
雲仙・普賢岳は、平成2年11月17日、約200年振りに噴火を開始し、翌平成3年5月20日に溶岩を噴出しはじめ、現在に至るも継続中である。溶岩の噴出量は、既に1億5千万m^3を越えている。 本研究では、火山活動度を評価し、推移を予測するための一環として、温泉水や噴気の温度、水位、化学成分、ガス放出量について、連続的〜継続的観測を実施とするとともに、地震活動、地磁気、熱的状態、溶岩噴出率等の観測結果との比較検討を行った。 温泉観測は、火山東麓7kmの地点に位置している鳥原温泉を対象に実施した。九大島原観測井(深さ360m)の泉温は29.7℃±0.1℃、溶存炭酸ガス濃度75〜80mg/l、ヒドロ炭酸イオン濃度620〜660mg/lで大きな変化は認められなかった。しかし、年間降水量が、対前年比81.1%であったにもかかわらず、平均水位は約60cm上昇した。これは、火山活動度の上昇に対応するものではなく、林野が火砕流によって焼失し、降水の地下浸透を容易にしたことに原因していると思われる。 地獄跡噴気温度は、790〜820℃間を変動し、高レベルを持続していたが、溶体ドームの成長にともなって、本年2月、噴気孔が埋没し、測定不能となった。 火山活動度の指標である溶岩噴出率は、最盛期の平成3年後半には約30万m^3/日であったが、平成4年初期より徐々に減少傾向を示し、同年末には数万m^3/日に低下した。しかし、本年1月中旬より急増し、15〜20万m^3/日に回復した。 これらの諸観測は緒についたばかりであり、今後長期にわたって継続し、火山活動度との関連性を追究する計画である。 続きを見る
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