雲仙における土石流・火砕流の調査研究

閲覧数: 17
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

雲仙における土石流・火砕流の調査研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
平野 宗夫(九州大学・工学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1992
概要(最新報告):
1.土石流の発生予測:降雨から土石流の発生を予測する手法について研究した。10分間雨量を用いて解析した結果、土石流の発生に支配的なのは70分間雨量で、それが10mmを越えるとなると土石流の可能性が生じ、15mmを越えると必ず発生していることが明らかにした。また、前年の土石流の発生状況ひ比較て、発生限界には殆ど変化がないことを示した。さらに、自己学習機能を持ち予測システムとしてニューラルネットワークを利用した土石流発生予測を試み、17回の発生に対して、見逃しはなく的中率71%(空振り29%)という極めて良好な結果を得た。 2.土石流の現地計測と実験:水無川大南橋に設置した計器により、土石流の水位と流速の計測に成功した。また、流動中の土石流を探取して濃度を測定した。得られた流動特性を室内実験結果と比較し、水無川の土石流が泥流としての性質を示すことが明らかになった。さらに、計測結果得られた特性をもつ土石流を室内に再現し、沈砂地における堆積形状について実験を行って、堆積形状の特性を明らかにした。 3.火砕流:現地における詳細な観察と堆積物調査により、火砕流の流動モデルが示された。これは従来のモデルに比し格段に精度の高いものであり、今後の火砕流研究の際の指針になるものと思われる。また、火砕流の流動に関すてシミュレーションを行い、実積の堆積形状と比較して、その有用性を確認した。 4.住民意識調査:1月、8月の調査と比較して、12月の調査では、火砕流に対する危機感がかなり薄れていることが判明した。また、警戒・避難区域の設定が解除された人達は、解除が早すぎると思っている人が多く、避難を続けている人や一般市民とは異なった意識を持っている。直接的な被害を受けていない地域の住民は火山活動に対して楽観的であり、このことが危機管理に影響を与えているため、広く広報、啓蒙の必要がある。 続きを見る
本文を見る

類似資料: