パッチクランプ法による蝸牛神経伝達物質の研究

閲覧数: 21
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

パッチクランプ法による蝸牛神経伝達物質の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Study of neurotransmitter in cochlea by patch-clamp methods
責任表示:
上村 卓也(九州大学・医学部・教授)
小宗 静男(九州大学・医学部・助教授)
KOMUNE Sizuo(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991-1993
概要(最新報告):
蝸牛神経伝達物質を研究する上で、その役割を担う有毛細胞と蝸牛神経細胞に注目し、それぞれに存在するイオンチャンネルの生理学的特性あるいは耳毒性薬剤について研究を行った。モルモットまたはヒヨコを用い、パッチクランプ法にて研究を行った。有毛細胞については、機械刺激を電気信号に変換するイオンチャンネルについて耳毒性薬剤の影響を調べた。抗癌剤であるシスプラチン、アミノ配糖体系抗生物質であるストレプトマイシンが抑制作用を持つことが明らかになった。シスプラチンには2分子が、またストレプトマイシンは1分子が一つのチャンネルに作用することが明らかとなった。有毛細胞の内部環境を調節する電位依存性イオンチャンネルについても種々の新知見を得た。二種類のカルウムチャンネルが存在し、靜止電位ですでに活性化している新しいチャンネルであることが解明した。さらにカルシウムチャンネルについては、耳毒性薬剤のアミノ配糖体系抗生物質で抑制されることが確認された。また、カルシウムチャンネルは単一電流記録により詳細なカイネティクスが確かめられた。神経伝達において重要な役割をもつ、聴覚伝導路一次神経元である蝸牛神経節細胞について、種々のイオンチャンネルの存在が明らかになった。ナトリウムチャンネル、カルシウムチャンネル、カリウムチャンネルら電位依存在性イオンチャンネル、またグルタミン酸に応答する興奮性応答が確認された。このことより有毛細胞から蝸牛神経節細胞への伝達物質はグルタミン酸であることが強く示唆された。 以上聴覚伝導路を形成する細胞で、イオンチャンネルの生理学特性あるいは耳毒性薬剤に対する影響等数多くの新知見を得ることができた。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

11
2,2ʼ,3,4,4ʼ,5,5ʼ-七塩素化ビフェニル(CB180)の動物肝ミクロゾームによる代謝 by 太田, 千穂; Ohta, Chiho; Ota, Chiho; 原口, 浩一; Haraguchi, Koichi; 加藤, 善久; Kato, Yoshihisa; 遠藤, …
12
無脊椎動物における味覚情報変換の分子機構 by 木島 博正; KIJIMA Hiromasa; 森田 弘道; MORITA Hiromichi
11.
2,2ʼ,3,4,4ʼ,5,5ʼ-七塩素化ビフェニル(CB180)の動物肝ミクロゾームによる代謝 by 太田, 千穂; Ohta, Chiho; Ota, Chiho; 原口, 浩一; Haraguchi, Koichi; 加藤, 善久; Kato, Yoshihisa; 遠藤, …
12.
無脊椎動物における味覚情報変換の分子機構 by 木島 博正; KIJIMA Hiromasa; 森田 弘道; MORITA Hiromichi