子宮内膜癌化機構に関する研究-子宮内膜癌抑制遺伝子のクローニング

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子宮内膜癌化機構に関する研究-子宮内膜癌抑制遺伝子のクローニング

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Genetic events associated with human endometrial carcinogenesis.
責任表示:
和氣 徳夫(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
WAKE Norio(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991-1992
概要(最新報告):
本研究では子宮内膜癌化に関与する遺伝子変化について、細胞工学的及び分子遺伝学的手法を用いて研究した結果、以下に述べる成果を得た。1)ヒト1番染色体上には子宮内膜癌抑制遺伝子の存在することが示唆されている。このため1番染色体特異的cDNA発現ライブラリーを作成し、遺伝子クローニングを試みた結果、ヒト・マクロファージ遊走阻止因子及びポーリンサーモレギュラトリー蛋白に一部相同性を有する2つの遺伝子を新しくクローニングできた。これらは子宮内膜癌抑制遺伝子の候補と考えられる。2)HHUA子宮内膜癌細胞と正常線維芽細胞との間で全細胞融合を行い造腫瘍性を失った融合クローンを得た。継代培養後再度造腫瘍性融合クローンを得ることができた。これら非造腫瘍性及び造腫瘍性クローンとの間で核型の比較を行った結果、正常線維芽細胞由来4番染色体の脱落が造腫瘍性の獲得と関連していることが判明した。このため正常4番染色体をHHUA細胞 微小核融合による単一移入した結果、融合クローンは増殖特性に変化を示さず造腫瘍性のみ失った。このため4番染色体上には造腫瘍能の獲得に関与する癌抑制遺伝子が存在すると推定された。2)42例の子宮内膜癌でLOH及びK-ras点突然変異の有無を検討した結果、17p,18qの欠失及びK-rasコドン12の点突然変異が子宮内膜癌の発生に関与していることが判明した。欠失地図の作成により、17p-はP53遺伝子に、18q-はDCC遺伝子に相当することが推定された。さらにPCR-SSCP法によるp53遺伝子変異について解析した結果、42例中4例に点突然変異を認めた。うち3例では片方のアリルの欠失、残存アリルの変異が示され、p53遺伝子の不活化と子宮内膜癌との関連が示唆された。3)K-rasコドン12の点突然変異を含むアンチセンスオリゴDNAをHHUA細胞へ添加した結果、DNA配列に特異的な細胞増殖の抑制が示された。 続きを見る
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