虚血再潅流障害の防止と至適心保存再潅流法の確立

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虚血再潅流障害の防止と至適心保存再潅流法の確立

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
PREVENTION OF ISCHEMIA-REPERFUSION INJURY AND ESTABLISHMENT OF THE METHODS FOR CARDIAC PRESERVATION AND REPERFUSION
責任表示:
河野 博之(九州大学・医学部・助手)
KOHNO Hiroyuki(九州大学・医学部・助手)
徳永 皓一(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991-1992
概要(最新報告):
1.心筋内のカルシウム過剰蓄積予防を目的として、前年度に開発した過分極性心停止液(低カリウム心筋保護液)の心筋保護効果を、ラット摘出潅流心を用いて検討を進めた。これは、低カリウム組成の心筋保護液にアデノシン(心停止導入)、ピナシジル(心停止維持)を添加したもので、実験の結果、従来の高カリウム心筋保護液に比べても良好な心筋保護効果を認めた。 2.近年、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬の心保護作用が注目されており、我々もACE阻害薬添加心筋保護液の心筋虚血再潅流に対する効果を、ラット摘出潅流心を用いて検討した。その結果、エナラプリル、リシノプリルについては有意な差を認めなかったが、カプトプリルには心筋虚血再潅流障害抑制作用があることがわかった。これは、ACE阻害効果というよりは、カプトプリルの持つ-SH基によるFree Radical Scavengerとしての再潅流障害抑止効果によるものと考えられた。 3.平成4年度の実験計画として、単離心筋細胞の細胞内カルシウム、pHを指標とした心筋虚血再潅流障害予防に関する実験を挙げ、実際、蛍光色素であるFura-2、BCECFを投与し、細胞内カルシウム、pHを測定する手技はほぼ確立した。しかし、単離心筋においては低酸素状態は作成できても虚血状態を作成することは非常に難しく、単離心筋を使っての虚血再潅流の実験は諦めざる得なかった。 4.単離心筋の実験の反省から、新たに、ラット摘出潅流心に直接蛍光色素を注入しマクロの状態で心筋細胞内カルシウム、pHを測定できる実験モデルを作成中である。このモデルによる実験が確立すれば、虚血再潅流における細胞内カルシウム、pHの動態を直接追うことができ至適心筋保護法の確立に寄与できるものと考えられる。 続きを見る
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