環境因子による高血圧発症における視床下部GABAニューロンの役割

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環境因子による高血圧発症における視床下部GABAニューロンの役割

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Role of central GABA system in hypertension induced by high salt and stress.
責任表示:
竹下 彰(九州大学・医学部・教授)
TAKESHITA Akira(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991-1992
概要(最新報告):
SHRとWKYの交配により作成した境界型高血圧ラット(BHR)では、食塩負荷あるいはストレス刺激によりはじめて持続性高血圧が生じる。従って、BHRは高血圧の遺伝的素因と食塩負荷あるいはストレス刺激時の血圧上昇との関連機構を検討するのに適したモデル動物であると考えられる。本研究では、BHRにおいて、1)食塩負荷によりストレス刺激時の昇圧反応が増強するか、2)もしそうなら、食塩負荷時のストレスへの過剰反応に中枢性GABA系が関与しているかどうか明らかにすることを目的とした。実験は全て覚醒ラットで施行した。〔成績〕1)食塩負荷により、BHRでは血圧上昇が生じたが、WKYでは血圧不変であった。。2)mscimol(M)(0.1,1.0μg)の側脳室内投与(ICV)による安静時動脈圧の低下は、正常食塩BHRに比し食塩負荷BHRでより大であった。WKYの正常食塩群と食塩負荷群間ではMによる安静時動脈圧低下に相違がなかった。3)M(ICV)による腎交感神経活動抑制は、正常食塩BHRに比して食塩負荷BHRでより大であった。4)食塩負荷BHRでは、正常食塩BHRに比して振盪ストレス刺激時の昇圧反応が増強していた。WKYの2群間ではストレス刺激による昇圧反応に相違がなかった。5)ストレス刺激時の昇圧反応は、M(ICV)により食塩負荷BHRでのみ有意に抑制された。M(ICV)後では、BHRの両群間でストレス刺激時の昇圧反応に相違がなかった、6)ストレス刺激時の心拍数増加はM(ICV)により有意に抑制され、抑制の程度は正常食塩BHRに比し、食塩負荷BHRでより大であった。(まとめ)以上の成績は、1)BHRでは食塩負荷によりストレス刺激時の昇圧反応が増強すること、2)食塩負荷によるストレス刺激時の昇圧反応の増強には中枢GABA系による交感神経抑制の減弱が関与する可能性があることを示唆する。 続きを見る
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