G蛋白質と共役したグルタミン酸受容体の特徴と生理機能

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G蛋白質と共役したグルタミン酸受容体の特徴と生理機能

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Properties and physiological functions of glutamate receptors coupled to G proteins.
責任表示:
杉山 博之(九州大学・理学部・教授)
SUGIYAMA Hiroyuki(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991-1993
概要(最新報告):
グルタミン酸受容体にはいくつかのタイプが知られているが、本研究計画ではこれらのタイプのうちGタンパク質共役型グルタミン酸受容体(mGluR)について、特異的薬物の開発、受容体の構造、細胞内反応機構、脳の高次機能における役割の解析などを行い、総合的な知見を得ることを目的とし、次のような結果を得た。 1.mGluRに対する選択的薬物の開発を試みた結果、3,5-ジヒドロキシフェニルグリシンがmGluRの特異的アゴニストであることを見い出した。 2.mGluRが細胞内で共役するGタンパク質の同定とその相互作用のメカニズム解析を試み、Gqサブファミリーの少なくとも2タイプが強くこの受容体と共役すること、そのうちの1つはフォスフォリパーゼCの活性化をむしろ抑制する形で機能することがあることを見いだした。 3.脳の高次機能の素過程と考えられるシナプス可塑性における役割を検索するため、海馬の長期増強に対するこの受容体の関与について検討した。海馬苔状線維シナプスの長期増強の薬理学的特徴等がこの受容体の薬理学的性質や機能的特徴ときわめてよく似ており、この受容体が苔状線維の長期増強に深く関わっていることを示す結果を得た。 4.mGluRのサブタイプのうち、mGluR5をコードするヒト脳cDNAクローンを単離し、その全一次構造を決定した。その結果、このグルタミン酸受容体サブタイプには、mRNAの異なったスプライスの仕方に依って生ずる2種類の変異体のあることが分かった。そのスプライスの起きる位置は、mGluR1で知られていた変異体の生ずる位置とほとんど相同で、両種のmGluRの遺伝子構造がきわめて類似していることを示していると考えられる。2種類のスプライス変異体はヒトでもラットでも同様に見い出され、また、脳の部位と発生の過程において特異的な発現調節を受けていることが分かった。 続きを見る
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