老化と咀嚼(痴呆度との関連性について)

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老化と咀嚼(痴呆度との関連性について)

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
沖本 公絵(九州大学・歯学部・講師)
冲本 公繪(九州大学・歯学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991
概要(最新報告):
老化の進行度と咀嚼には多元的な関連性があるのではないかという観点にたち、医療施設に入院加療中の65才以上の高齢者に対し、種々の調査を行なった結果、残存歯数や最大咬合力が痴呆の進行度に相関性があることが判明した。これらの対象者の中から、車椅子で併設の歯科を受診し、Crown,Bridge,可撤性の部分または全部義歯などで咬合を回得た後、1〜4年にわたり週1ー2度の頻度で口腔清掃や義歯洗浄、義歯調整などのメインテナンスを行なっている「寝たきり老人」12人について、さらに詳しく調査を行なった。その結果ADLによる8項目の全身状態評価の合計スコア-(最大障害度=32)は、最高28、平均22.8を示した。長谷川式テストによる痴呆度の分類では、Subnormal以上が7人、Pre dementia4人、Dementia1人であった。ADLおよび痴呆度ともに半年後、1年後に行なった再調査では、大半の人々が障害が進行する傾向にあった。対象者の初診時の要抜歯を含む残存歯数は平均9.25歯で、治療後は3.75歯であった。ペリオトロンによって測定したこれらの支台歯のポケット滲出液量は,1人を除き全員が41以上の高度炎症を示した。最大咬合力は最高が12kg、最低1kg、平均8kgであり、残存歯数および最大咬合力ともに、痴呆でないグル-プと比較し、有意に数値が低いことが判明した。対象者の食事は老人普通食2人で残りは粥とキザミ副食で、咀嚼行為を必要としない献立であり、ますます筋力が衰え、口腔は食物を嚥下させるだけの役割しか果たさなくなることが予想された。 続きを見る
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