モノクローナル抗体や酵素活性を応用した破骨細胞の起源の解明に関する組織学的研究

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モノクローナル抗体や酵素活性を応用した破骨細胞の起源の解明に関する組織学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Immunocytochemical study on the behavior and function of osteoclasis using monoclonal antibodies to osteoclasts
責任表示:
赤峰 昭文(九州大学・歯学部・助教授)
AKAMINE Akifumi(九州大学・歯学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991-1993
概要(最新報告):
我々はリソゾームに対する抗体や、体外免疫法によって得られた破骨細胞に対するモノクローナル抗体を用いて免疫電顕酵素組織学的解析ならびに蛍光抗体法による検索を行い、前破骨細胞から成熟破骨細胞への分化過程ならびに破骨細胞と骨芽細胞との細胞間相互作用について検討した。 1.破骨細胞の分化過程における免疫電顕組織学的解析:破骨細胞性骨吸収を惹起させた実験系にリソゾーム膜固有の分子量107KDaの糖タンパク質(LGP107)に対する特異抗体を用いて免疫電顕レベルで検索した。その結果、LGP107は活性化破骨細胞の発達した波状縁膜とそれに続く空胞さらに二次リソゾームに強く検出された。又、骨表面から遊離して発達した波状縁を失った破骨細胞(後破骨細胞あるいは休止期破骨細胞)ではLGP107の細胞膜での局在は完全に消失した。これらの結果は、破骨細胞が分化・成熟し活性化されるに伴ってLGP107は波状縁部へ運ばれ、そこの細胞膜と融合することによって波状縁部に組み込まれる可能性を示している。LGP107はその特有の性質から骨吸収窩の酸性化に強く寄与することが示唆された。 2.破骨細胞に対するモノクローナル抗体の作製とその特性:我々は破骨細胞の膜表面抗原を認識するモノクローナル抗体を作成し、これを指標として骨改造のメカニズムを明らかにする目的で研究を行った。ラットの脛骨および大腿骨より採取した骨髄細胞を培養し、形成させた破骨細胞様多核細胞(MNC)を抗原として体外免疫法によるモノクローナル抗体の作製を行い、MNCに反応する抗体HOK1を得た。HOK1はMNCおよびMNCの移動したと推定される跡に強く反応し、単離した破骨細胞では膜表面全体に反応が認められた。また、ラットのオステオンポンチン(OP)との反応性をWestern Blotting法にて検討したところ本抗体がOPを認識する抗体であることが明らかになった。以上のことより、作製したモノクローナル抗体HOK1が、MNCや破骨細胞などに反応し、これがOPを認識することが明らかになった。 更に、破骨細胞には自ら分泌したもしくは他の細胞によって分泌されたOPを膜表面に保持する可能性があることが示唆された。 続きを見る
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