子宮内膜上皮化生との関連からみた子宮内膜癌の病理発生の解明に関する研究

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子宮内膜上皮化生との関連からみた子宮内膜癌の病理発生の解明に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Endometrial Metaplasia associated with endometrial carcinoma
責任表示:
加来 恒壽(九州大学・医学部・助手)
KAKU Tsunehisa(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991-1993
概要(最新報告):
子宮体癌周囲の内膜における子宮内膜上皮化生の有無と体癌の組織型、分化度、浸潤の深さ、脈管侵襲の有無などとの関連において検討した。73例中40例(55%)に化生を1種あるいは2種以上の化生を認めた。化生陽性群は化生陰性群に比べて年齢が若く、同時に存在する体癌は有意により高分化で、筋層浸潤が少なく骨盤リンパ節転移の頻度が低かった。また、化生陽性群は陰性群に比べ内膜増殖症の存在する頻度が有意に高かった。以上の結果は後述の誌上に発表した。また当科と本国ジョージ・ワシントン大学で診断された61例、41例の体癌についてその周囲の内膜における化生の発現について比較検討した。本邦群は米国群に比べて化生の出現頻度が有意に低く、隣接する体癌は高分化型が少なかった。これらの結果から日米で体癌の発生母地に差異があることが示唆された。この結果も誌上に発表した。次に化生と密接に関連のある内膜増殖症と体癌との関連を体癌115例について検討した。体癌周囲の内膜における内膜増殖症の有無は化生の有無と有意に相関していた(P=0.0001)。内膜増殖症陽性は42例(37%)であった。陽性群は陰性群に比べて若年で、より高分化で、深層への筋層浸潤、頚管浸潤、脈管侵襲および大動脈リンパ節転移の頻度が有意に低いことが明かになった。また推定5年生存率は陽性群(96.6%)が陰性群(73.3%)に比べ有意に高かった。更に化生と筋層浸潤との関連、化生と脈管侵襲との関連、化生と体癌患者の年齢との関連についても検討を行った。 続きを見る
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類似資料:

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子宮頸部腺癌の免疫組織学的検討 by 松山 敏剛; MATSUYAMA Toshitaka; 加来 恒壽
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