腎尿細管機能障害のMR画像による解析

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腎尿細管機能障害のMR画像による解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
本田 浩(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991-1992
概要(最新報告):
本研究は、核磁気共鳴(MR)とMR用造影剤(Gd-DTPA)を用い、腎糸球体障害と尿細管障害の鑑別ならびにその障害程度の評価を目的として行われた。前年度の基礎実験の結果に基づき、グラディエントエコー法によるGRASS画像を検討用画像として採用した。このGRASS法を中心として、腎疾患を有しないウサギに対しGd-DTPA静注量と脱水時間を変更しながらMR画像を撮像し、尿細管濃縮能を評価するのに適当なGd-DTPA投与量及び検査前脱水時間を決定した。このGd-DTPA投与量が腎機能に影響しない量であることも確認された。さらに、代表的な抗癌剤であるシスプラチンをウサギに投与し尿細管障害を発生させた。投与量と投与期間の異なる集団を作り、それぞれに対し、経時的にダイナミックMR検査を施行した。その結果、少量長期投与群より大量短期投与群の方が腎髄質内の低信号域は早期に消失し、かつ再出現が遅延することが判明した。これは、尿細管細胞の障害及び再生と良く相関していた。さらに、同様の方法にてウサギにマイトマイシンを投与し、腎糸球体障害を発生させたダイナミックMR画像を撮像した。腎糸球体障害では、尿細管障害とは異なり投与されたGd-DTPAは腎皮質に留まるかあるいは腎全体が濃染されないという所見を呈した。これら両障害のMR画像は、同時期に撮像された腎レノグラムと比較された。腎機能障害検出への敏感度はレノグラムの方が優れていたが、各障害の鑑別はレノグラムでは困難であった。そこで、これら両薬剤を同時に投与した際の腎機能障害が尿細管、腎糸球体いずれの障害に基づくものかの鑑別が可能か否か検討した。その結果、尿細管障害が先行し腎髄質内の帯状の低信号域が消失していくのが認められた場合のみ、その障害の部位、程度の推測が可能であった。 続きを見る
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