ジャンボタニシのグリコシダ-ゼの分離・精整とその性質

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ジャンボタニシのグリコシダ-ゼの分離・精整とその性質

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
船津 軍喜(九州大学・大学院農学研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991
概要(最新報告):
1.各種グリコシダ-ゼの分離・精製 タニシ内臓からの抽出はIM食塩含有酢酸緩衝液(pH4)で行い、粗酵素は硫安1/2飽和沈殿を酢酸緩衝液(pH4)に溶解後、4M食塩を加えた可溶性画分として得た。粗酵素をまずブチルトヨパ-ル疎水クロマトにより3つの画分に分画し、画分1からβーキシロシダ-ゼ(Xase)、βーマンノシダ-ゼ(Mase)及びβーNーアセチルグルコサミニダ-ゼ(NAGase)を、画分3からαーフコシダ-ゼ(Fase)を分離した。それぞれの酵素を含む画分をセファクリルSー300ゲル濾過及びQーセファロ-スカラムクロマトで分離し、さらにmono QーFPLCにより精製した。また、混入するNAGaseの除去には65℃、3分間の処理が効果的であることがわかった. 2.各種グリコシダ-ゼの性質及び作用 精製したXase,Fase及びNAGaseの分子量は、SDSーPAGEでそれぞれ81,54、150及び55KDa、Superoseゲル濾過でそれぞれ140、300、440及び340KDaと測定され、それぞれ2、6、3及び6量体を形成することがわかった。それらの作用至適pHはそれぞれPH3〜6、pH3.5、pH5及びpH3ー6であり、pH3〜7ではいずれも安定で、3分間熱した場合、それぞれ60℃,70℃,48℃及び48℃までは殆んど活性の低下はみられなかった。金属イオンは活性に影響なかったが、PCMBによりFase,Mase及びNAGーaseの活性は低下した。 Xase及びFaseの複合型オリゴ糖MX,MFX及びM3FXに対する作用を調べた結果、それぞれキシロ-ス及びフコ-スのみを特異的に水解し、他のグリコシド結合は水解しなかった。また、Xaseは(NAG)_2M3FX及び(NAG)_2M3Xのキシロ-スには作用しなかった。以上の結果、ジャンボタニシからのXase及びFaseは複合型糖鎖の構造研究に有効であることがわかった。 続きを見る
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