環境適応行動の長期間・自由行動動物における多元的解析システムの開発

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環境適応行動の長期間・自由行動動物における多元的解析システムの開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Development of multifactorial analysis system of adaptation behavior to various environments in freely-moving animals
責任表示:
堀 哲郎(九州大学・医学部・教授)
HORI Tetsuo(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991-1993
概要(最新報告):
自由行動動物における環境適応行動の長期間多元的解析システムの開発と応用を目的とし、以下の成果をあげた。(1)脳マイクロダイアリシスシステムの完成:本システムは(a)高速液体クロマトグラフ、(b)電気化学検出器、(c)脳マイクロダイアリシス装置(脳実質から細胞外液を透析膜を介して採取し、オートインジェクターにて(a)に注入)から構成される。自由行動ラットにおいて、セロトニン(5HT)とノルアドレナリン(NA)の脳神経終末からの放出を20分毎に自動測定するシステムを完成した。(2)自由行動ラットにおける脳マイクロダイアリシス解析の実用化:本装置を用いラットの前頭前野NA動態を解析した。標準物質(NA)と保持時間が一致するクロマトピークが(a)methamphetamine、desipramine、高K^+液を灌流すると増大し、(b)無Ca^<++>液やTTXの灌流、α-methyl-p-tyrosineの投与により減少する、(d)背側前脳束切断で消失するなどから前頭前野神経終末から放出されたNAと同定できた。これをストレス、不安誘起物質、抗不安薬投与などに対するNA動態解析に応用、成功した。同様に、5HTの回収分析にも成功した。(3)脾臓マイクロダイアリシスの実用化:ダイアリシス法を脾臓に応用し、無麻酔ラットで脾臓交感神経終末からのNA放出動態解析に成功した。脾NA放出は拘束ストレスで6-7倍に達し脾神経切断で消失する。IL-1β腹腔内投与により脾NA放出は増加し、これは脳CRFニューロンの活性化により誘導される事を確認した。(3)テレメーターによる体温、心電図及び運動レベルの記録システムの実用化:送信器を腹腔内埋め込みし、体温、心電図、運動レベル、摂食量、飲水量を長期記録し、それらの基礎データを観察した後、IL-1 receptor antagonist投与の効果を解析した。(4)以上、環境適応行動の多元的解析システムを実用化し、環境及び情動ストレス時の動物の自律及び行動反応における脳の物質的及び細胞過程解析に供する事ができた。 続きを見る
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