1991年雲仙における土石流の調査研究

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1991年雲仙における土石流の調査研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
平野 宗夫(九州大学・工学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991
概要(最新報告):
土石流:5月15日に最初の土石流が発生して以来,水無川で5月26日までに立て続けに5回の土石流が発生した。6月30日には水無川と湯江川において大規模な土石流が発生し、百数十棟の民家が倒壊した。しかし、水無川においては5月24日以来火砕流が頻発し出したため立ち入りが出来ない状態にある。詳細な現地調査は、5月の水無川と6月30日の湯江川の土石流について行われ、痕跡調査、堆積土砂調査と理論的な考察によって、土砂収支や土石流のピ-ク流量、土砂濃度などが明かにされた。とくに、湯江川では、被害が小さかった割にはピ-ク流量が大きく、流木が橋梁部で河道を閉塞して災害を起こしたことなど、前年の阿蘇一の宮の災害との類似性が指摘された。 土石流の発生予測:まず、土石流の発生と降雨の関係を調べた。土石流の発生については、ワイヤセンサ-などの検知装置が火砕流等で破壊されたため、確認が難しくなっているので、九大地震火山観測所の地震計の記録から土石流による振動波形と思われるもの検索した。その結果、土石流の発生は1〜2時間程度の短時間降雨に規定されること、7月以降もしばしば土石流が発生していることなどが明らかになった。また、降雨から土石流の発生を予測する手法として、ニュ-ロネットワ-クの利用を試み、予測システムを作成した。これに5月のデ-タを学習させ、6月以降の土石流発生を予測させたところ、良好な結果が得られ、自己学習機能を持つ予測システム構築の可能性が示された。 火砕流:気象庁雲仙岳測候所の地震計の記録から、火砕流の発生時刻と継続時間を調べ、火砕流の発生回数と規模について解析を行った。その結果、大規模な火砕流の発生と前駆発生回数の間に強い相関のあることが見いだされ、火砕流が頻発し出すと大規模な火砕流に対して警戒する必要のあることが指摘された。 続きを見る
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