バシリカ法典成立過程の実証的研究

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バシリカ法典成立過程の実証的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
AN ANALYTICAL STUDY ON THE PRODUCTION OF BASILICAN CODE
責任表示:
西村 重雄(九州大学・法学部・教授)
NISHIMURA Shigeo(九州大学・法学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991-1993
概要(最新報告):
『バシリカ法典』は今日伝えられる形では、本文、古注釈、新注釈の3つの部分をもつ写本が多い。このうち、古注釈は、ユ-スティーニアヌス帝の立法直後に、ベイルートおよびコンスタンティノ-プルの法学校において、法学生への講義目的のために、正確・詳細なギリシャ語訳が、ドロテウス、ステファヌスなどによりなされたものを10世紀に集成したものである。本文は、これに対し、法学校ではなく実務家を対象として、「学説彙纂」については、無名氏、「勅法彙纂」については、タレライオスの要約を基礎としている。 この『バシリカ法典』は、マケドニア朝レオ賢帝治下、ユ帝法参照の便宜のために集成したものであり、古代の十二表立法、あるいは近代民法典の編纂とは全く異なる性格をもつ。従って、法文間の矛盾も決して例外ではなく、これの(近代的法観念による)斉合的理解は、ビザンツ法観念としては期待されていない。 ユ帝立法に付加された「注解禁止令」は、注釈・解説自体を禁じたものではなく、写本に注釈を加え、写本本文が混乱することをおそれたユ帝の処置であり、かく理解することによって、ユ帝存命中にビザンツ法学がその最盛期を迎えたことも説明しうる。 今後は、『バシリカ法典』成立後の、各種の手引書(例えば、「バシリカ法典対照索引」ティポケイトス、「バシリカ法典大辞典」シノプシス マイヨル バシリコールム)などの写本から、『バシリカ法典』の伝承欠落部分の復元方法を再検討することが課題として残されている。 続きを見る
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