小胞体経路の蛋白質選別輸送の分子機構

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小胞体経路の蛋白質選別輸送の分子機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
加藤 敬太郎(九州大学・薬学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991
概要(最新報告):
1.リソソ-ム膜に存在する分子量85Kの糖蛋白質(LGP85)のcDNAを分離し、蛋白の一次構造を決定した。LGP85はN末端のシグナルペプチド部分とC末端附近の疎水性部分で膜にアンカ-され、C末端の21アミノ酸残基部分がサイトゾル側に露呈していると推定された。リソソ-ムへの選別輸送シグナルは、C末端の21アミノ酸部分に存在すると考えられるので、今後はこの部分の機能を明らかにする。2.合成ぺプチドと大腸菌で発現させ精製したミトコンドリア前駆体蛋白質を用いて、ミトコンドリアへの前駆体蛋白質の輸入に関与する細胞質因子を検討し、ラット肝の細胞質から蛋白質因子を精製し、前駆体蛋白質の輸入の関与を明らかにした。3.エンドサイトーシス過程に対するキナ-ゼ活性阻害剤スタウロスポリンの効果を研究し、アシアロ糖蛋白質の肝実質細胞への取り込みにおいて、その取り込みはほとんど影響をうけないが、エンドソ-ムとリソソ-ムの融合過程を阻害することを明らかにした。4.ミクロソ-ム型アルデヒド脱水素酵素(mALDH)のcDNAをクロ-ニングし、蛋白の一次構造を決定し、mALDHのC末端に疎水性配列が存在することを見出した。mALDHは遊離リボソ-ムで合成されるが、合成後、この配列によって小胞体膜に組み込まれることを推定した。5.酵母小胞体ーゴルジ体間輸送の無細胞系を改良し、小胞体よりの輸送小胞の形成を定量できる系を確立した。この系を用いた解析の結果、Sar/pによるGTPの分解は、輸送小胞の形成以後に必要であることが明らかになった。6.オ-トファゴソ-ムの形成過程を形態学的に解析し、標的オルガネラを取り囲む分離膜は小胞体に由来すること、取り囲んだオルガネラと分離膜の間には微細線維状の構造があること、形成初期のオ-トファゴソ-ム膜の内容は、リソソ-ムの性質をもっていないことを明らかにした。 続きを見る
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