線虫C.elegansチロシンキナ-ゼ遺伝子ファミリ-の細胞特異的発現と転写因子

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線虫C.elegansチロシンキナ-ゼ遺伝子ファミリ-の細胞特異的発現と転写因子

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
大島 靖美(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991
概要(最新報告):
1)Kin7(=let-23)とlacZとの融合遺伝子の発現パタ-ンの解析を引続き行った。この融合遺伝子は、頭部、尾部の計30程度の細胞及び、腹部神経索に沿って並ぶ約12の細胞で発現することを昨年度観察した。この中にいくつかの陰門前駆細胞(VPC)が含まれると推定していた。細胞の同定を確実に行うため、XーgalによるlacZの活性染色のための個体試料の固定方法の改良を行った。その結果、融合遺伝子は、腹部において、神経索細胞では発現されているが、VPCで発現されていないことが明らかとなった。この結果は、本来のKinー7遺伝子もVPCで発現していないことを示唆する。2)更にこの点を明らかにするため、letー23遺伝子に陰門欠損変異をもつ(が致死でない)株に、野性型kinー7(=letー23)遺伝子とともに、マ-カ-としてhsp/lacZ融合遺伝子を染色体外にもつ形質転換体を作成し、陰門形成機能のキメラ解析を行った。その結果、陰門形成には、kinー7遺伝子のVPC(少なくともP5p,P6p,P7p)での発現は必要ないことがほぼ確実となった。3)kinー7遺伝子の上流にあるApal部位より上流を欠失したkinー7/lacZ融合遺伝子は、もとの融合遺伝子と異り、頭部先端に近いいくつかの細胞で発現が見られなくなることを確認した。更にいくつかの上流欠失変異を作成して、発現調節領域の同定を行っている。4)kinー7のC末端とlacZとの融合タンパクに対するウサギ抗体の精製はうまくいかなかった。現在kinー7のC末端等3ヶ所に対応する合成ペプチドを作成し、これらに対するウサギ抗体の作製を行っている。5)kinー8ゲノム遺伝子について、未定であった部分(N端側及び上流)約11kbの塩基配列をほぼ決定した。また、5'側のcDNAを単離し、全塩基配列を決定した。6)kinー8遺伝子のキナ-ゼ領域に、優性と予想される変異をin vitroで導入し、これを野性型の染色体外に導入したところ、unc表現型を示す個体がいくつか得られた。これがkinー8遺伝子の変異によるものであると確認している。 続きを見る
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