概念形成・知識獲得過程の理論化

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概念形成・知識獲得過程の理論化

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
有川 節夫(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991
概要(最新報告):
本年度は、9月と1月に研究会を行った。本研究の分担者の他に数人の参加を得て、高度でしかも活発な研究発表が行われた。以下に各分担者の本年度の研究成果についてまとめておく。 (1)概念形成と知識獲得の論理。小野は、人間の知識獲得から推論のプロセスにおいては、時間的推移が本質的な役割を果たすことに着目して、新しい知識獲得の論理の形式化を試み、その可能性や問題点の検討を行った。有川は、EFSという枠組みが、計算論的学習理論の主要パラダイムの一つであるPAC学習に関しても極めて有効であることを確認した。すなわち、PAC学習可能なクラスは、それまで信じられていたよりも強力であることを証明し、これをアミノ酸配列からのモチィ-フの発見問題に応用し、その有用性を示した。 (2)推論による概念形成と知識獲得。石塚は、知識のリフォメ-ションという観点から仮説推論と経験に基づく学習の問題を研究し、プライムインプリケイトによる効率的変換法等に関して基本的な成果を得た。原口は、民法における法規の類推適用の事例を分析し、類推適用の基本メカニズムを提案し、その理論化を試みた。篠原は、二つの木パタ-ン言語の和として表される言語の族が、言語の正の例から多項式時間極限同定可能であることを証明し、Plotkinによる一個の木パタ-ンに関する古典的な結果を自然に拡張して、帰納推論の理論に新しい基本的成果を加えた。 (3)概念形成と知識獲得における計算量。丸岡は、情報圧縮過程と弱Occamアルゴリズムとの関係について研究し、学習アルゴリズムが弱Occamアルゴリズムになるための十分条件等の基本的な成果を得た。横森は、様々な言語族を対象にして、その多項式時間学習可能性について研究し、言語族の学習に関しては、Chomsky階層は、適当でないことを明かにした。富樫は、代数的プロセスの帰納推論について研究し、その強等価性に関する基本プロセスの帰納推論法を考案した。 本年度は、本研究の初年度であったが、各班によって極めて高度で重要な成果が数多く得られ、当初の目的を十分に達成できた。 続きを見る
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