弾性線維蛋白質会合体:多様な特性を有する新規生体機能材料としての展開

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弾性線維蛋白質会合体:多様な特性を有する新規生体機能材料としての展開

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
甲斐原 梢(九州大学・理学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991
概要(最新報告):
1.はじめにー研究目的及び研究費補助金の使途ーーーー蛋白質生合成のキ-ステップである細胞外空間での前駆蛋白質の自己集合組織化を、エラスチン関連ポリペプチドの温度依存性コアセルベ-ションとして試験管内で再現し、機能の基礎となる構造と物性を検討する。又、エラスチン構成要素として細胞外マトリックスとしての多様な機能を分担している繰り返しペプチド配列を模したモデルペプチドを合成し、生体機能材料としての展開を図る。研究費補助金はペプチド合成試薬を中心に消耗品費に充当した。 2.今年度中に得た成果並びに途中経過ーーーー(1)弾性線維蛋白質コアセルベ-ト:分子会合条件と会合状態に関し静的及び動的光散乱測定法を適用し、牛項靭帯由来αーエラスチンの分子会合初期過程を詳細に検討し、物性制御の基礎的知見を得た。(2)カルシュウムとの特異的相互作用機構と生体機能:カルシュウムの特異的作用機構解明は、弾性発現、動脈硬化症と関連する重要な課題である。イオンとの相互作用を評価する新しい系として開発した蛋白質液体膜としてのコアセルベ-ト膜系を用い検討した。(3)モデルポリペプチドの合成と物性評価:エラスチンを構成する繰り返しペプチド配列に基づくモデルポリペプチドを合成し、生体機能材料としての物性評価を行う。弾性とコアセルベ-ト特性に関連するポリペンタペプチドについて検討を行った。(4)その他:弾性線維蛋白質会合体の構造、物性、機能に関連して、示差走査熱量測定、NMR測定等を行った。 3.今年度の研究経過の反省と今後の計画及び展望ーーーー細胞外領域での生合成に対応する空間的制約の効果が、弾性線維蛋白質の特異な機能の基礎となる会合体の構造形成に大きな寄与をしている可能性が高い。現在、研究の手法等について検討を進めている。 続きを見る
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