cdd2キナ-ゼの活性制御に関与するフォスファタ-ゼの研究

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cdd2キナ-ゼの活性制御に関与するフォスファタ-ゼの研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
山下 克美(九州大学・大学院・医学系研究科・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1991
概要(最新報告):
タンパク質脱リン酸化酵素(PPase)の阻害剤であるオカダ酸は、MPFの活性化を促進する。この分子機構を解析するために、試験管内でMPFの活性化を観察できる系と開発した。S期の初期に同調したBHK21細胞より、細胞質画分と核画分を調製し、それぞれを33.5℃に1時間保温後、cdc2キナ-ゼの活性を測定したところ、細胞質画分では、活性の上昇がみられたが、核画分では、それは観察されなかった。ところが、核画分に、大腸菌で合成したMPFの活性化酵素であるcdc25タンパク質を加えると、cdc2キナ-ゼの活性化上昇がみられた。cdc25タンパク質は、ウエスタンブロッティングの結果から、間期では細胞質に存在することから、細胞質画分では、内存性のcdc25タンパク質に依在してcdc2キナ-ゼが活性化したものと考えられる。これらの結果から、MPFの活性化を引き起こすために必要な成分は、間期の間に細胞質画分に全て存在しているということがわかった。 オカダ酸の標的分子と考えられるPPase1とPPase2Aは、間接螢光抗体法による解析から、どちらとも細胞質に存在していることが推測された。そこで細胞質画分にオカダ酸を加え、cdc2キナ-ゼ活性上昇のキネティクスを調べたが、明確な効果は得られなかった。核画分cdc25タンパク質を加えてcdc2キナ-ゼを活性化させる系においても、オカダ酸の効果は観察されない事から、PPaseはcdc25タンパク質の活性に、直接的に拮抗して作用するものではなく、間期におけるcdc25タンパク質の活性抑制または、他の因子、例えば、weel/mik1キナ-ゼの活性を保つために必要と考えられる。 続きを見る
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MPFの活性化機構 by 山下 克美
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