雲仙火山に発生している火山性微動の高密度観測

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雲仙火山に発生している火山性微動の高密度観測

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
太田 一也(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990
概要(最新報告):
本研究は、雲仙火山で噴火の前兆的火山性微動が検出されたことから地震群とともに、それらの発生位置を確定するため、全国国立大学火山観測機関が合同して実施したが、期間中に198年振りの噴火に遭遇した。 それまでの九大の常設地震観測点は4点で、しかも、火口群より6〜24kmも離なれていたことから、地震や火山性微動の検出能力は極めて低かった。今回の合同観測では、山頂火口群周辺5km以内に17臨時観測点を配置するとともに、うち4点は、それぞれ独立の小アレイ(3〜6点)を構成させ、火山性微動発生位置の確定に重点をおいた。その結果、弧立型火山性微動は火口直下約1.5km深で、その数分後に付随する顕著な連続微動は火山付近でそれぞれ発生し、後者は火山灰を伴う噴煙活動と対応していることが判明した。また、火山中心部に発生する3〜5km以浅の地震群については、それまで検出因難であったが、高密度観測によって多数の振源決定が可能となった。これらは西側で深く10数km、中心部では浅く海面準面に達し、ほぼ45°に傾斜していることが明確になった。 さらに噴火開始後、付随的に実施した光波測量の結果では、雲仙地溝の西端部が、この2年間で南北に1.1ppm(1.5cm)拡大していた。重力は、火口北西約4kmの地点で増加し、火口近傍の全磁力には、1991年2月の再噴火に際し、火口の北と南でそれぞれ熱消磁による16nT/8nTの増減が認められた。 その外、SO放出量の遠隔測定では検出限界以下で、マグマは深部にとどまっていることが推定された。山頂部の電気比抵抗の測定や噴気ガスの化学成分の分析も実施し、基礎資料をえた。 今回の臨時観測体制は今後も継続され、火山活動の今後の推移の予測に貢献するものと期待される。 続きを見る
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