HLAの分子医学生物学的研究

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HLAの分子医学生物学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
笹月 健彦(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990-1992
概要(最新報告):
ヒトの主要組織適合抗原HLAは、高度の多型を示することにより、抗原性および免疫応答性の個体差を支配している。抗原性の個体差は、臓器移植に際して拒絶反応を惹起する。また、免疫応答性の個体差は、感染症ならびにそれに引きつづく感染症関連疾患や自己免疫症患への感受性あるいは抵抗性を支配することにより、疾病の重要な遺伝要因を形成している。本研究では、HLA領域内に存在する多数のHLA遺伝子群の構造解析と遺伝的多型性の解析、蛋白レベルでのHLA分子の多型性解析を行うことにより、HLA分子の発現調節機構、立体構造上の特徴、多型と連鎖不平衡の特徴の解明とその獲得機序の解析を行った。また、HLAの機能を解明するために、免疫応答の個体差とHLAとの関連、抗原ペプチドとHLA分子の結合特性、HLAと抗原ペプチドの複合体を認識するT細胞レセプターの構造およびT細胞の機能的サブセットを、ヒトおよびHLAトランスジェニックマウスを応用して解析した。さらに、多くの疾患を対象として、感受性あるいは抵抗性と最も強い相関を示すHLA対立遺伝子群を同定し、その構造的特徴を明らかにした。また複数のHLA分子間の相互作用による免疫応答性および自己免疫疾患との相関形成機序の存在を明らかにした。一方、臓器移植において、移植片の生着予後と移植ペア間のHLA一致性との関連を遺伝子レベルで明らかにし、生着予後の予見性におけるHLA分子の多型性解析の意義を確認した。本研究班での研究成果は、班員を中心としたメンバーによって企画された国際共同研究「第11回国際HLAワークショップ」において発表され、我国におけるHLA研究の先進性は国際的にきわめて高い評価を受けた。 続きを見る
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